ブックマーク / skkmusic.blog.jp (1,047)

  • 両側がビルにめり込んでいる鳥居 : 最果志向 ~放浪家坂木さんの足跡~

    825 両側がビルにめり込んでいる鳥居 カテゴリ:【Japan 日】京都 Kyoto 京都の繁華街周辺、観光客も多い錦小路の商店街と、土産物屋などのお店が並ぶ新京極や寺町、その交差するところに錦天満宮という小さな天神さんがある。繁華街のど真ん中で観光客も多いので、規模の割には非常に混雑している。 その錦天満宮の大きな鳥居が、ちょうど寺町と新京極との間に立っている。石造りの鳥居は、両側の建物にめりこんでいる。 錦天満宮は秀吉の都市計画によってこの地に移転してきている。つまり安土桃山時代からあるわけだが、この鳥居が建てられたのは昭和の戦前だそうだ。しかしその後、鳥居の先端の幅を考慮せず、柱の根元の幅を基に道路幅を設定した区画整理が行われてしまい、その区画整理をもとに両側にビルが建てられてしまったと聞く。 気が付いた時点で、引っ込めて建てる等しないものかと思うのだが、当時の事情や判断はうかがい

    両側がビルにめり込んでいる鳥居 : 最果志向 ~放浪家坂木さんの足跡~
    skkmusic
    skkmusic 2018/08/25
  • チェンマイ駅の発車のベル : 最果志向 ~放浪家坂木さんの足跡~

    824 チェンマイ駅の発車のベル カテゴリ:【Thai タイ】Chiangmai チェンマイ 私が初めてタイ国鉄北線の終着駅チェンマイを訪れたのは1997年のことだった。そしてこの写真はその十年以上後の2008年。この頃でもチェンマイ駅では、まだ発車のベルが備え付けられていた。 今でも使われているのかどうかはわからない。思えば昔は日の駅でもこういった発車ベルは備え付けられていて、小さな駅では車掌さんが鳴らした後で列車に乗り込んだり、大きめの駅では駅員さんが安全確認しつつ鳴らしたりしているのを、普通の光景として見かけたものだった。 ただし日では1970~80年代くらいには、発車ベルは電子音や録音にかわっていった。今では発車メロディーに駅ごとの個性があったりして、それはそれで面白いのだが、やはり味気ないような気もする。音楽でも言えることだが、やはり録音と生演奏では、臨場感が違う。生演奏のそ

    チェンマイ駅の発車のベル : 最果志向 ~放浪家坂木さんの足跡~
    skkmusic
    skkmusic 2018/08/24
  • 台湾とパンダと政権 : 最果志向 ~放浪家坂木さんの足跡~

    822 台湾とパンダと政権 カテゴリ:【Taiwan 台湾】台北 台湾でもパンダは人気がある。ただしここで言うパンダはジャイアントパンダのことだとご理解頂きたい。台北の動物園でもパンダに会える。街中では写真のような看板も見つけた。とはいえ、パンダは中国の象徴的な動物の一つではあっても、台湾で象徴的とは言えないと思う。 そもそもパンダは中華圏全域に生息するわけではない。中国の中でも、四川省などの限られた極々狭いエリアに生息しているだけだ。だから台北の動物園にいるパンダも、元々台湾にいたものではなく、中国から寄贈されたものである。 ご存知の通り、中国はパンダを外交カードとして使っており、『パンダ外交』などと揶揄されている。日に初めてパンダがやってきたのは私が生まれる直前、1972年の日中国交正常化を記念してのものだった。台湾にパンダがやってきたのは、日と比較すると非常に記憶に新しい話で、確

    台湾とパンダと政権 : 最果志向 ~放浪家坂木さんの足跡~
    skkmusic
    skkmusic 2018/08/22
  • ロッブリーの街に溶け込む遺跡 : 最果志向 ~放浪家坂木さんの足跡~

    821 ロッブリーの街に溶け込む遺跡 カテゴリ:【Thai タイ】Lopburi ロッブリー タイのアユタヤーの北に位置するロッブリーは、古くからの歴史がある街であり、至る所に遺跡が点在している。 アユタヤーやスコータイの遺跡は規模が大きく、広い遺跡公園として整備されているので、近代的な街と混在していないが、このロッブリーやピマーイなどの街では、以前にも紹介したこともあるが、整備されている公園以外でも、道端を歩いているだけで崩れかけた壁の跡を見かけたり、小さな遺跡が街の風景の中に溶け込んでいたりする。 遺跡の保存という考え方や法律が浸透するまでに、近代的な街の開発が進んでしまったのかも知れない。恐らく地面を掘れば、日歴史のある街と同様に、いろいろ出てくるのだろうと思う。 考えてみれば、そもそもスコータイは滅んだあと長年経過して廃墟になっていたし、アユタヤーもビルマに破壊されて廃墟になっ

    ロッブリーの街に溶け込む遺跡 : 最果志向 ~放浪家坂木さんの足跡~
    skkmusic
    skkmusic 2018/08/21
  • 長宗我部元親の初陣像 : 最果志向 ~放浪家坂木さんの足跡~

    820 長宗我部元親の初陣像 カテゴリ:【Japan 日】四国 Shikoku 古い安物の銀塩カメラで撮った昔の写真なので、写りの悪さはご勘弁頂きたい。 長宗我部元親の長浜の戦いに於ける初陣の姿の像である。長身で色白だったとのことで、銅像もスラリとした姿が印象的だが、肌色はわからない。長浜は現在の高知市長浜、市街中心から真っ直ぐ南に進んで海に面する辺りで、像は鎮守の森公園緑地というところに立っている。 長宗我部元親は土佐随一の戦国大名である。元は国人で、軍事的才能を発揮して四国全体に勢力を拡大するが、秀吉に敗北して土佐だけに減知される。 初陣の時の逸話がある。幼い頃は大人しい性格でぼんやりしていたことも多かったので『姫若子(ひめわこ)』と揶揄されていたそうだ。そして初陣の際、家臣の一人に槍の使い方のコツと大将としての在り方を聞く。その教えのままに実践した元親は、敵を大いに打ち破り、以降『

    長宗我部元親の初陣像 : 最果志向 ~放浪家坂木さんの足跡~
    skkmusic
    skkmusic 2018/08/20
  • 鳥の表情 : 最果志向 ~放浪家坂木さんの足跡~

    819 鳥の表情 カテゴリ:【Japan 日】京都 Kyoto 以前に撮った写真を眺めていると、なかなか優雅な姿で精悍な表情をしたアオサギの写真が出てきた。神社や山、街などの訪れた場所と時期ごとにフォルダで整理しているのだが、旅行や散策中に撮った自然の風物、例えば空や雲、花や鳥などは、いつどこで撮ったか覚えていない写真も多く、つい埋もれがちである。ちなみに以前の記事でもアオサギの写真を紹介したことがあるが、そちらは島根県松江市で見かけたもので、こちらは京都の嵐山。 鷺(サギ)というのは、どうも目がギョロっとしているというか、目つきが鋭く精悍な顔つきに見えるようだ。 思い出してみると、そういえば雀もよく見ると精悍な顔つきだったのは、こちらの記事でもご覧に入れた通りだ。もしかしたら、鳥はたいてい精悍に見えるのかも知れない、と思ったりもする。もちろん違うのもいるかも知れないし、そもそも人間基準

    鳥の表情 : 最果志向 ~放浪家坂木さんの足跡~
    skkmusic
    skkmusic 2018/08/19
  • わかりやすい台北のバス停の表示 : 最果志向 ~放浪家坂木さんの足跡~

    818 わかりやすい台北のバス停の表示 カテゴリ:【Taiwan 台湾】台北 東アジアの大都市の公共交通では、バスが大活躍していることが多い。日の場合、地下鉄などのコミュータートレインが発達している東京や大阪の中心部では主役の座を譲っている感もあるが、それ以外の都市はやはりバスが主役であることが多いと思う。 台湾の首都台北に於いても、地下鉄の路線網はかなり発達しているものの、隅々までは行き届かないこともあり、バスはまだまだ都市交通の主役であるように思えた。 以前の記事で記したが、私は旅行中の市内の移動では、好んで路線バスを利用する。しかし、特に言葉に不自由な観光客にとって、市内の路線バスを使うのは少しばかり敷居が高いとも思う。というのも、たいてい路線が複雑で、どの路線番号のバスに乗ればどこに行くのか、行きたい場所に行けるのか、よくわからない。そして地元の人でも自分のよく使う路線以外は把握

    わかりやすい台北のバス停の表示 : 最果志向 ~放浪家坂木さんの足跡~
    skkmusic
    skkmusic 2018/08/18
  • 泰山の階段 : 最果志向 ~放浪家坂木さんの足跡~

    817 泰山の階段 カテゴリ:【China 中国】山東省 中国の名山であり世界遺産の泰山。標高は1500m程度であるが、古より宗教的な色合いも濃く、文化的な価値も高い。登る道の途中には、奇岩、道観、岩に刻まれた文字が点在しており、絶景ポイントも多々ある。実に多彩な表情を見せる仙境である。 だが泰山で一番印象に残っているのは、永遠に続くかのような急階段かも知れない。現代では登山道もそれなりに綺麗に整備されていて、仙人でなくとも容易に登ることはできるのだが、長い長い階段を進むことになる。 これは少し小高い場所から遠くを撮ったもの。 一つ上の写真を撮った場所から、遠くに見えていた建物まで来るのに約1時間。私は健脚なほうだとは思うが、それでも一気に登るのは無理だ。 ちなみに泰山のふもと、泰安の街からはバスが中腹まで出ている。バス停から歩いて登って、頂上まで約2~3時間だったと思う。 途中で段に座っ

    泰山の階段 : 最果志向 ~放浪家坂木さんの足跡~
    skkmusic
    skkmusic 2018/08/17
  • 子供たちの囲碁大会が開かれていた高雄の寺院 : 最果志向 ~放浪家坂木さんの足跡~

    816 子供たちの囲碁大会が開かれていた高雄の寺院 カテゴリ:【Taiwan 台湾】高雄 台湾南部の都市、高雄のとある寺院。私が初めてここを訪れた時、境内の端にはいくつか屋台っぽいお店があり、地元の人々が集ってお喋りをしていて和やかな風情だったが、二度目に訪れた写真の時には、子供たちの囲碁大会が開かれていて、すごい熱気だった。この日は2012年の大晦日だったので、何らかの催しの一部だったのかも知れない。 日でも昔は戦国武将にも好まれ、江戸時代にも指南役が居たことなどから考えると、結構盛んであったはずだが、現代では囲碁人口も減少するばかりだという。漫画『ヒカルの碁』のブームで競技人口が増えたのも、一時的だったようだ。世界戦でも中国韓国の後塵を拝している。残念なことだとは思うが、囲碁が打てない私が言うことではない。 子供たちがこれだけたくさん集まって、皆で競い合っているのを見ると、台湾でも

    子供たちの囲碁大会が開かれていた高雄の寺院 : 最果志向 ~放浪家坂木さんの足跡~
    skkmusic
    skkmusic 2018/08/16
  • 新潟駅にて、鉄道と自らの『最果て志向』を思う : 最果志向 ~放浪家坂木さんの足跡~

    611 新潟駅にて、鉄道と自らの『最果て志向』を思う カテゴリ:【Japan 日】中部 Chūbu 過去の旅行写真を見返してみると、国内・海外に限らず、鉄道や駅の写真が比較的多い。だが、特に私は鉄道マニアというわけでもなければ、それほど鉄道に詳しいわけでもない。 子供というのは、大抵自動車や電車などに興味を持つもので、私も小学生くらいまで鉄道好きと言っても良かったと思う。新幹線を見てわくわくしたり、ブルートレインを見て思いを馳せたり、はたまた親戚の家に近い運転所で整備中の列車を眺めたりしたものだ。 「これに乗ったらどこへいけるんだろう?」「これに乗っていったら何があるんだろう?」 私は鉄道を見ると、そんな想いを抱く。それは『鉄道そのものが好き』という鉄道マニア志向ではない。私自身が勝手に「最果て志向」と呼ぶ、見知らぬ地への憧れにも似た思いの強力な実現手段として、鉄道を見ているのであろう。

    新潟駅にて、鉄道と自らの『最果て志向』を思う : 最果志向 ~放浪家坂木さんの足跡~
    skkmusic
    skkmusic 2018/08/16
  • 京都市内に塩竈という地名がある不思議 : 最果志向 ~放浪家坂木さんの足跡~

    815 京都市内に塩竈という地名がある不思議 カテゴリ:【Japan 日】京都 Kyoto 京都市内、烏丸五条から五条通を東に進むと、河原町通の手前に富小路通という南北の通りがある。この辺りの五条通とその北側一帯(写真の左半分)が塩竈町、五条通より南側一帯(写真の右半分)が塩竈町という町名になっている。 この地名を知ったとき、不思議に思った。来、塩竈というのは、海水を煮たてて塩を作るための竈(かまど)である。地名で塩竈と言えば、まずは宮城県の塩竈市を思い出すが、この地名も塩業が由来であったはずだ。しかし海に面していない、つまり塩業が盛んであったとは到底思えない京都に、塩竈という地名があるのが不思議に思えたのだ。 調べてみると、平安時代のこの辺りには、源氏物語の主人公・光源氏のモデルと言われる嵯峨天皇の皇子・源融(みなもとのとおる)の住居があった。河原町の地名の由来となっている河原院で

    京都市内に塩竈という地名がある不思議 : 最果志向 ~放浪家坂木さんの足跡~
    skkmusic
    skkmusic 2018/08/15
  • 開封の天津甘栗のお店『皇栗皇』 : 最果志向 ~放浪家坂木さんの足跡~

    814 開封の天津甘栗のお店『皇栗皇』 カテゴリ:【China 中国】河南省 開封で宿泊した場所の近くに、いつも行列ができているお店があった。覗いてみると、どうやら炒った栗、いわゆる天津甘栗のお店だった。確かにお店の名前にも栗の字が入っている。 私はあまり好んで栗をべないが、家内は甘栗には目がない。ただあまりにも混んでいるので、また空いている時に、と思いつつ何度か店の前を通りすぎたが、昼夜問わず、日を改めても行列は長いままだった。結局並んで買うことになった。 他にも栗のスイーツが売っていたが、皆が挙って買う甘栗にしてみた。以前の記事でも書いたが、やはり地元の人々が行列を作るお店にはハズレがない。栗好きではない私が言うのもイマイチ信頼性に欠けるかも知れないが、かなり美味しかったと思う。皮は剥きやすく、実の表面は香ばしい。噛むと栗の甘味が口に広がり、感も邪魔をしない。どうやったらこうなるの

    開封の天津甘栗のお店『皇栗皇』 : 最果志向 ~放浪家坂木さんの足跡~
    skkmusic
    skkmusic 2018/08/14
  • 浄土谷の乗願寺と猫たち : 最果志向 ~放浪家坂木さんの足跡~

    813 浄土谷の乗願寺とたち カテゴリ:【Japan 日】京都 Kyoto 京都の長岡京市、柳谷観音の近くに浄土谷と呼ばれる西山の山間の小さな集落がある。その集落の中心に乗願寺というお寺がある。同じ長岡京市内にある浄土宗根源地の光明寺の末寺ということだ。浄土谷自体は平安時代より前に開かれていたらしい。 光明寺の末寺、すなわち浄土宗であるので、乗願寺のご尊は阿弥陀如来である。趣のある立派な坐像は、浄土谷の大仏(おおぼとけ)と呼ばれている。平安時代の作で、京都府の指定文化財だそうだ。ただし国宝や国の重要文化財でさえ全てチェックしきれないほど多い京都に於いては、マイナーなほうかも知れない。 ただし私は何度か訪れているが、一度も他の訪問客に会ったことがない。心行くまで静かに対話して、南無阿弥陀仏を唱えるのも悪くない。 そばにはお参りの仕方が書いてあった。大仏様の後ろを周ることができるのだが、

    浄土谷の乗願寺と猫たち : 最果志向 ~放浪家坂木さんの足跡~
    skkmusic
    skkmusic 2018/08/13
  • 劉備のお墓 : 最果志向 ~放浪家坂木さんの足跡~

    811 劉備のお墓 カテゴリ:【China 中国】四川省 三国志といえば、読んだことがない人でも、その名くらいはご存知であろうと思う。西暦200年くらいの中国を舞台にした歴史小説である。小説なりに脚色が為されているものの、多くの史実を基に描かれており、主要な登場人物もほとんどが実在していたとされる。 そして三国のうちの一つである蜀の初代皇帝となった劉備、そのお墓は今も蜀の首都であった成都にある。 墳墓はいわゆる円墳で、ぐるりと一周できるようになっていた。日の昔の天皇や貴族の墳墓と比較すると、この蜀の地方随一の皇帝のお墓としては、比較的小さめの規模に感じた。 ちなみに三国時代の他に成都が首都になったことがあるのは、五胡十六国時代や五代十国時代など、小国が割拠した時期だけである。それだけにこの四川省や成都において、初めに蜀漢をうちたてた劉備や武将たちへの思い入れは強いように思う。 劉備の墓碑

    劉備のお墓 : 最果志向 ~放浪家坂木さんの足跡~
    skkmusic
    skkmusic 2018/08/11
  • 現爆ポップコーン : 最果志向 ~放浪家坂木さんの足跡~

    810 現爆ポップコーン カテゴリ:【Taiwan 台湾】台北 ポップコーンは中国語で『爆米花』ということが多い。他にも玉米花とか、いくつか言い方があるようだが、台湾でたくさん見たのは爆米花だったと思う。中国語でトウモロコシを玉米というので、それが破裂して花が咲いたようになるのを示しているのだろう。 日でもそうだが、ポップコーンは屋台フードとしては一般的である。そしてよく書いてあるのは『現爆』の文字。炒りたてを示しているのだと思うが、とてもインパクトの強い言葉に思える。日では爆という文字は、もっと大きな爆発イメージのような気がする。 ただし、元々爆という字は爆ぜる(はぜる)、すなわちポンッと破裂することを表す言葉である。ポップコーンに使うポップ種というコーンの種類も漢字では爆裂種だったと思うので、用法としては間違ってはいない。ただ日ではポップコーンに爆という字やイメージが使わているの

    現爆ポップコーン : 最果志向 ~放浪家坂木さんの足跡~
    skkmusic
    skkmusic 2018/08/10
  • 法然院の不思議なモニュメント : 最果志向 ~放浪家坂木さんの足跡~

    89 法然院の不思議なモニュメント カテゴリ:【Japan 日】京都 Kyoto 法然院は銀閣寺の南にある寺院である。哲学の道を散策する際には立ち寄ることも多いのではないかと思う。 法然院はその名の通り浄土宗の開祖である法然上人と所縁のあるお寺であるが、現在では浄土宗からは独立している。なかなか趣のあるお寺であるが、その裏手の一角に写真のようなモニュメントがある。 縄が張られていたので、すぐそばには行けなかったが、どうやら円形の石の台座に、陶片らしきものが放射状に埋められており、真ん中に数珠が直立したようなものが立っている。ストーンヘンジを思い出したりもしたが、そういえば過去記事で紹介したタイ北部のチェンラーイのラックムアン(市の柱)のほうが似ている気がする。 そばには『聞思得修信』と書かれたプレート。ご丁寧に英語の説明まで書かれているが、それ以前の問題として、日語の意味もわからない。

    法然院の不思議なモニュメント : 最果志向 ~放浪家坂木さんの足跡~
    skkmusic
    skkmusic 2018/08/09
  • 羅城門と東寺と西寺 : 最果志向 ~放浪家坂木さんの足跡~

    88 羅城門と東寺と西寺 カテゴリ:【Japan 日】京都 Kyoto ※Google Mapより引用。クリックすれば大きなサイズで御覧になれます。 昨日の記事で東寺の五重塔に触れたので、今回はその繋がりにて。 幼少の頃、東寺はなぜ『東の寺』なのかと疑問に思ったことがあった。碁盤の目の市街の南端に近いところではあるが、市街の東に位置しているわけではない。 その昔、古都平安京の南側には羅城門という大きな門があった。後世には羅生門とも呼ばれ、芥川龍之介の同名の小説でも扱われている平安京の正門である。東寺はその東側にあったので東寺と呼ぶようになったのだと知ったのは、青年期に入ってからのことだ。そして東寺と対をなす西の寺、西寺(さいじ)があったことも知った。 上の地図をご覧の通り、羅城門の東西にそれぞれ東寺と西寺が存在していたことがわかる。その正門から真っ直ぐ北に伸びていた都のメインの大通りが朱

    羅城門と東寺と西寺 : 最果志向 ~放浪家坂木さんの足跡~
    skkmusic
    skkmusic 2018/08/08
  • 東寺の五重塔 : 最果志向 ~放浪家坂木さんの足跡~

    87 東寺の五重塔 カテゴリ:【Japan 日】京都 Kyoto 言わずと知れた東寺の五重塔。京都で五重塔と言えば、東寺、醍醐寺、法観寺(八坂)が有名であるが、その中でもやはり一番の存在感だと思う。日の木造塔に於いては、一番古いのは醍醐寺だが、高さは東寺が日一を誇る。京都のシンボルと言っても良いと思う。昔は通勤や通学で毎日見ていたこともあって、贔屓目に見ているのかも知れないが。 平安時代に建てられているが、なんどか雷による火災などで焼失しており、今の塔は江戸初期に建てられた五代目なのだそうだ。それでも400年程前である。 これまでに強い地震や嵐などの天災も体験しているはずなのだが、こういった古く高く不安定にも見える建物が壊れないというのは不思議である。その謎は解明されていない部分もあるのだという。 そういえば先般の大嵐が来た際、草木は丈夫そうに見えるものほど、ポッキリ折れたり吹き飛ば

    東寺の五重塔 : 最果志向 ~放浪家坂木さんの足跡~
    skkmusic
    skkmusic 2018/08/07
  • 高射砲のような放水車 : 最果志向 ~放浪家坂木さんの足跡~

    86 高射砲のような放水車 カテゴリ:【China 中国】河南省 開封の街を歩いてると、池の向こう側の道に白い柱が移動していた。よく見ると、大砲のような大きな散水口を持つ散水車だった。 過去の記事でも記しているが、見かけるクルマはほとんどが泥で汚れていた。恐らく黄砂によるものだ。霧状の水を撒くことで、空気中に舞う黄砂に水分を含ませて地面に落とすのであろう。 しかしスケールが大きい。言い換えれば大雑把ともいえる。日なら水が歩行者やバイク、あるいは沿道の建物の窓にかかったりと、いろいろ問題になることだろう。今や日中国では、都市の外観はあまり変わらないようにも思えるが、やはり国家と個人レベルの権利のバランスは大きく違うのだと感じさせられる。 【写真】2017年10月 【文章】2018年8月 「【China 中国】」カテゴリの最新記事 「河南省」カテゴリの最新記事

    高射砲のような放水車 : 最果志向 ~放浪家坂木さんの足跡~
    skkmusic
    skkmusic 2018/08/06
  • 少林寺のベンチ : 最果志向 ~放浪家坂木さんの足跡~

    85 少林寺のベンチ カテゴリ:【China 中国】河南省 世界遺産にもなっている河南省嵩山の少林寺。現代ではその境内の多くの部分が拳法のテーマパークのように観光地化されており、観光客に開放されている。 綺麗に整備はされていて、ゴミ箱やベンチといった設備も点在している。それらは、凝った意匠のものも多く、こういったところにも中国の観光産業への意気込みを感じたりもする。観光地に行った時、その見どころを見るのはもちろんとして、トイレやベンチ、ごみ箱、売店などに少しばかり注意を払ってみるのも面白い。特に使う必要がなかったとしても、だ。 この時も少しばかり雨が降ったりしたので、ベンチは残念ながら濡れていたので座ってはいない。 【写真】2017年10月 【文章】2018年8月 「【China 中国】」カテゴリの最新記事 「河南省」カテゴリの最新記事

    少林寺のベンチ : 最果志向 ~放浪家坂木さんの足跡~
    skkmusic
    skkmusic 2018/08/05