54 朝食に扁食を カテゴリ:【China 中国】福建省 以前の記事でも触れたことがあるが、日本で言うところの雲吞(ワンタン)というのは元々広東語であり、中国各地では様々な名称で呼ばれる。福建省では扁食(ビェンシー)と呼ばれており、街中でも非常によく看板を見かける。 泉州で泊まった宿のすぐそばにも、扁食と書いた小汚い食堂があった。元は北京炸醤麺のお店らしいが扁食も出しているようだ。朝に朝食を探しに出かけたのだが、ちょうど良いので早速入ってみることにした。 店には客は誰もいなかったが、奥で大きな寸胴から湯気が上がっていた。老年とも言えるくらいのオヤジさんが一人、どうやら仕込みをされているようだった。まだ準備中なのかと思ったが、聞いてみると扁食は大丈夫だというので、席に着いた。まもなくスープの中に小ぶりなワンタンがたっぷり入った椀が運ばれてくる。 こういうお店の扁食は大抵薄味の場合も多く、備え
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