大阪・枚方市は、資産家の男性からの寄付を元にした美術館計画を、20日正式に断念することを決めました。男性は、他の市での美術館建設を検討しているということです。 枚方市に住む不動産会社社長・大東清四さん(87)は、約7億円の私財を投じて美術館を建設。美術品と共に市に寄贈するという計画を立てていましたが、開設後に市が運営費として年間6500万円以上を負担しなければいけないことから、反対の声が上がっていました。 「美術館って誰の絵を持って来るんですか。かなりの物を持って来ないとなかなかお客さんは来ない」(市民・2014年取材) そして計画から2年以上が経った20日、美術館計画を廃止する議案が、枚方市議会で可決しました。 「総合的に検討した結果、美術館整備を前提とした寄付を受けることは困難であると判断した。寄付者の尊い意見を考えますと誠に心苦しい」(伏見隆枚方市長) 寄付を申し出てい
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