府警によると、24日午後4時15分ごろ、帰宅途中の小学生が発見し、母親を通じて舞鶴署に通報した。指は第1関節より先の2センチ弱で爪が付いており、ちぎれたような状態だった。インターネットで指が見つかった記事を見た市民が男性の自宅近くで血痕を見つけ、通報し、指が男性のものと判明した。 男性は配達員で負傷した際は配達作業中だった。医療機関には行かず、業務を続けていたという。
真言宗醍醐派総本山・醍醐寺(京都市伏見区)で3日、国家安寧を祈る「太元帥大法(たいげんだいほう)」が始まった。天皇即位に合わせ行われてきた密教の秘法で、同寺では1871(明治4)年以来、151年ぶりの実施という。 太元帥大法は…
京都府宇治市の食品店「MEAT&FRESH TAKAMI」が販売した牛肉による集団食中毒で、肉を食べた90代女性が腸管出血性大腸菌O157で死亡したことを受け、運営会社「ジィーシーエム」(同市)の高見純社長が16日、京都新聞の取材に応じ、同店のほか京都府、兵庫県の精肉店全7店舗の営業を自粛したことを明らかにし、「信頼を裏切る結果になり、深くおわびします」と陳謝した。 高見社長によると、死亡した女性が食べたのは、同社が「レアステーキ」と称して1パック70グラム、税抜き640円で販売する人気商品。「生肉を約300度で6分間、スチームコンベンションという装置で加熱処理し、細切りにして販売している」と説明した。 下痢や血便の症状が出た患者が肉を購入した8月下旬、同店で肉の加熱処理を行う従業員が新型コロナウイルスに感染し、「通常は5人のところを2人で処理していた」という。 府山城北保健所は、同店が販
同志社大学は9日、司法研究科の60代男性教授が作成した論文計3編について、インターネット上の文章などからの盗用を認定したと発表した。大学側は論文を訂正するよう勧告するとともに、教授を出勤停止1カ月の懲戒処分にした。処分は8月14日付。教授は処分後に依願退職している。 大学によると、論文は2008年と16年、17年に作成された。別著者が執筆した論文のほか、学生が書いたインターネット上の文章などから出典を記さず引用した箇所が複数あり、盗用と判断した。 昨年7月に外部から指摘があり発覚。教授は大学側の調査に対し「他人の文章であっても、それが事実であれば公共財として出典を表示することなく利用できると思っていた。学生の文章には著作権が存在しないから自由に使える、と誤解していた」との趣旨の説明をしたという。
二之湯国家公安委員長、旧統一教会絡み近年「被害届ない」警察庁慌てて訂正 2022年8月5日 11:59
大麻成分を含む液体を所持したとして、大麻取締法違反の罪に問われた大津市の自営業男性(46)の判決が23日、大津地裁であり、高橋孝治裁判官は「京都府警の警察官による職務質問に重大な違法行為があった」として無罪(求刑懲役1年6月)を言い渡した。 判決によると、男性は2018年6月30日未明、京都市内で京都府警の警察官から職務質問を受け、任意同行や所持品検査を拒否しながらタクシーなどで移動。午前6時ごろ、JR大津駅のホームから線路内に立ち入り、府警が鉄道営業法違反などの疑い(不起訴)で現行犯逮捕した。滋賀県警の捜査で、男性が逮捕の直前に何かを投げ捨てたとされる付近から液体が見つかった。 高橋裁判官は、警察官が信号待ちのタクシーの周囲に複数の捜査車両を止めて10分以上、降車を促した行為を「任意捜査として許容される範囲を逸脱し違法」と認定。また、走りだした男性に横から強い衝撃を与え、転倒させたことに
人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の女性キャラクターのフィギュアの頭部を、別の胴体に取り付けて販売したとして、京都府警生活保安課と右京署は18日、著作権法違反の疑いで、岡山県の50代のアルバイト男を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。 こうしたフィギュアを作り替える手法は「魔改造」と呼ばれ、女性キャラクターの性的な見た目を強調した改造品の販売がインターネットで横行している。 逮捕容疑は、2020年6月と10月、著作権を持つアニメ制作会社の許可を得ずに、女性キャラクター「惣流・アスカ・ラングレー」の頭部と、別の胴体を組み合わせたフィギュア2点を、ネットを通じて計約2万円で2人に販売した疑い。 府警は、男の自宅から「魔改造」などが施されたフィギュア35点を押収した。2体のフィギュアを数千円で仕入れ、組み合わせた完成品を1万円程度で販売していたとみられる。男は20年2月~21年10月にかけ
東京五輪・パラリンピックの音楽監督を務めた京都市上京区出身の音楽家田中知之さん(55)が、京都新聞社の取材に応じた。大会4日前に五輪開会式冒頭の約4分間の楽曲を急きょ30時間余りで作り上げたことや、新型コロナウイルス対策で計画の変更を余儀なくされるなど、さまざまな困難の中、重圧に向き合い続けた仕事について率直に語った。 ◇ 7月23日午後8時。新国立競技場で東京五輪の開会式が始まった。ピアノや弦楽器の静かな旋律が流れ出す。大会の招致決定から新型コロナウイルスで延期が決まるまでの映像が映し出され、さらに、本番までのカウントダウンの映像と共にスピード感ある音楽が響き、高揚感が高まった。 田中さんは、式典の冒頭約4分間の楽曲を開幕直前に制作し、全体の音楽監督を務めた。コロナ禍の大会で計画が大幅に変更され、制作陣の過去の言動による辞任で世論の目が厳しくなる中、どう音楽と大会に向きあったのだろうか。
世界の霊長類研究を牽引(けんいん)してきた京都大霊長類研究所(愛知県犬山市、霊長研)について、京大が組織再編する方向で検討を進めていることが14日、関係者への取材で分かった。霊長研を巡っては、京大が昨年、元所長の松沢哲郎・元特別教授らが関わったとする研究資金不正を公表。今回の京大の方針について、霊長研の事実上の「解体」と見る関係者もいる。京大は月内にも最終決定するとみられる。 関係者によると、京大は霊長研について、学部や研究科と並ぶ組織として位置づけられる「付置研究所」から外すなど大幅に組織再編する方向で検討している。「霊長類研究所」の名称もなくなる可能性が高い。一方、霊長研が飼育してきた動物は犬山市の施設内でそのまま管理するとみられる、という。 この問題で京大は昨年6月、霊長研にあるチンパンジー用ケージの整備に絡んで約5億円に上る研究資金の不正支出があったとする調査結果を公表。松沢氏を懲
「京都市営地下鉄の烏丸線に近鉄特急が乗り入れないのはもったいない」。そんな意見が、関東の大学研究者から京都新聞の双方向型報道「読者に応える」に寄せられた。「特急乗り入れは地下鉄線のみの利用も見込め、市交通局にメリットがある」という。新型コロナ禍による経営難に直面する市営地下鉄にとって、光明となるプランなのか。研究者に話を聞いた。 投稿したのは、江戸川大の大塚良治准教授(経営学)。観光を通じた地域の発展や鉄道経営を維持する方策などを研究している。近鉄が9年前に三重県四日市市の鉄道路線をバス高速輸送システム(BRT)に転換させると表明した際、地元住民と路線の存続案を作成したこともある。 市営地下鉄は、コロナ禍による乗客減が響き、経営健全化団体に転落。値上げによる収支改善策が検討されている。大塚准教授は「市交通局の経営努力は十分なのか」と疑問を抱き、増客策として「奈良や伊勢志摩(三重県)と結ぶ近
2007年12月に認知症の高齢男性が電車にはねられて亡くなり、遺族が鉄道会社から高額な損害賠償を請求された訴訟は、最高裁判決で遺族が逆転勝訴した。家族だけが責任を抱えなくてもいいとの初の司法判断で、地域で自分らしく暮らし続けたい認知症の人を勇気づけた。判決から3月で5年、その意義と課題を探った。 ■「はねられたらしい、急いで帰ってきて」 日が落ち、辺りは暗くなり始めていた。2007年12月7日午後5時ごろ、愛知県大府市。高井隆一さん(70)の父良雄さん=享年(91)=がデイサービスから帰宅して間もなく外へ出ていった。同居の母がうたた寝した、わずか6、7分の間だった。 隆一さんは東京都内の勤務先で、大府市に住む妻からの電話を受けた。取り乱した様子が伝わってきた。「(良雄さんが)JRの駅構内で電車にはねられたらしい。急いで帰ってきて」 ■一審名古屋地裁は、高額賠償を認める判決 良雄さんは認知症
京都のコロナ感染者、なぜ少ない? 混み合う観光地、府民は避けた?考えられる理由は… 2020年12月4日 10:30 全国的に新型コロナウイルスの感染拡大が加速している中、「なぜ京都の感染者数は少ないのか」との声が、京都新聞社の双方型報道「読者に応える」に複数寄せられている。大勢の観光客が全国から訪れているにも関わらず、近隣の大阪府や兵庫県と比べても現時点で京都府は急激な感染増加に至っていない。対策に当たる自治体や医療関係者らに考えられる理由を聞いてみた。 ■「繁華街の規模小さい」 2日までの1週間合計で大阪府は2560人、兵庫県は845人の感染が確認されている。京都府は162人だった。人口千人当たりに換算すると大阪0・290人、兵庫0・155人、京都0・063人となり、現状では京都の感染は一定のところで抑えられているとも言える。 京都府の幹部は理由の一つに繁華街の違いを挙げる。「感染リス
世界遺産・平等院(京都府宇治市)の鳳凰堂(国宝)を無断撮影した写真をジグソーパズルの絵柄に使用したとして、商品を製造販売する玩具会社「やのまん」(東京都)に対して、平等院が販売の差し止めや在庫商品の破棄を求めた訴訟は12日、京都地裁(村木洋二裁判官)で和解が成立した。 平等院側代理人によると、同社は在庫商品を破棄し、今後は事前の同意なく平等院の建物などの写真を使った商品を製造・販売しないことなどを確認する一方、在庫商品の破棄にかかる費用約17万円を平等院が負担することで和解した。 和解後に会見した平等院の神居文彰住職(57)は「約束は守り、宗教的なものに敬意を持っていただきたい」と述べた。 訴訟で平等院側は、境内で撮影した写真の営利目的利用を禁じた拝観契約に違反していると指摘。営利目的の利用を安易に許諾したという印象を一般消費者に与え、文化財を保護してきた寺院としての社会的評価を低下させた
「この政権、とんでもないところに手を出してきた」 学術会議任命見送られた松宮教授 2020年10月1日 20:37 立命館大法科大学院の松宮孝明教授は1日、京都新聞社の取材に対し、政府が「日本学術会議」会員への自身の任命を見送ったことについて、心境を語った。松宮教授の発言は以下の通り。 ―任命されなかったことについて率直な気持ちは。 率直にはほっとした。仕事が一つ減ったな、と。個人的にはそういうところで、別になりたいと思ってたわけでないので、まずはそれを理解してほしい。 それを抜いて率直に言うと、「とんでもないところに手を出してきたなこの政権は」と思った。学術会議というのは、まず憲法23条の学問の自由がバックにあり、学術は政治から独立して学問的観点で自由にやらなければいけないということでつくられた学者の組織だ。もちろん内閣総理大臣の下にはあるが、仕事は独立してやると日本学術会議法で定められ
京都市の門川大作市長は30日、税や福祉など行政サービスに関するデータ処理を新システムに切り替える事業について、一部を中断すると市議会本会議で明らかにした。同事業にはこれまでに約80億円が投入されているが、市は「全面稼働が見通せない」としており、多額の費用が無駄になる可能性が出ている。 市は1986年に導入した大型汎(はん)用(よう)コンピューターで税や住民基本台帳、国民健康保険など103種類の事務データを扱っている。現行システムは特定業者しか運用できず、新たな行政サービスへの対応や経費削減が困難だった。このため、一般に普及している新システムを活用する事業を2014年度に開始した。 市は新システムを17年度に全面稼働させる予定だったが、大幅に遅れている。当初に契約した委託業者からは作業が間に合わないとの申し出があり、17年10月に契約を解除。業者を替えて20年1月の稼働を目指していたが、プロ
京の風物詩「大文字」を勝手に点灯、大規模ないたずら? 騒然、憤る大文字保存会 京都府警にも相談 2020年8月9日 13:48
大久保容疑者が経営するクリニックを家宅捜索し、押収品を運ぶ捜査員=23日午前11時25分、宮城県名取市) 全身の筋肉が動かなくなっていく神経難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症した京都市中京区の女性に薬物を投与して殺害したとして、京都府警が、嘱託殺人の疑いで、呼吸器内科医の大久保愉一容疑者(42)=仙台市=と、医師の山本直樹容疑者(43)=東京都=を逮捕した事件で、大久保容疑者は、厚生労働省の医系技官として約7年半働いていたことが、関係者らへの取材で23日分かった。 また、医師2人のうち大久保容疑者は「高齢者は見るからにゾンビ」などとネットに仮名で投稿し、高齢者への医療は社会資源の無駄、寝たきり高齢者はどこかに棄てるべきと優生思想的な主張を繰り返し、安楽死法制化にたびたび言及していた。 大久保容疑者が記したとみられるブログ「高齢者を『枯らす』技術」やツイッターには、安楽死に賛同する投稿
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く