みなさんはチュンソフトというゲームメーカーが作り出したサウンドノベルというジャンルのゲームをご存知でしょうか。 スーパーファミコンでリリースされた『弟切草』と『かまいたちの夜』、そして『サウンドノベル 街 -machi-』が三部作として語られているかも知れない。 今回はサウンドノベル第3弾『街』について書いてみたい。 『サウンドノベル 街 -machi-』とは 渋谷の街を舞台に、8人の主人公とそれを取り巻く登場人物が物語を繰り広げる。基本的にそれぞれの主人公に面識はないが、あるシナリオで何気なく行った主人公の行為が、別の主人公の未来に重大な影響を与えることがある。時にはそれがバッドエンドなど悪影響を及ぼす場合があり、それを回避するために、ザッピング(zapping)を行ってシナリオを切り替えながら読み進めていく。 本作は実写を使用した作品であり、膨大な数の俳優が出演している。発売当時は無名