高校生では異例の“撮り下ろし” 右には男子の前年度優勝、深谷高校(埼玉)エースの八子大輔(現JTサンダーズ広島)。左には当時2年だった八王子実践高校の主将でエースの狩野の顔が並ぶ。現役高校生のプレーシーンを使ったものではなく、撮り下ろした写真でつくられた斬新すぎる構図だった。 しかもそのポスターが本大会よりも前に、東京都大会の予選会場である駒沢屋内球技場の至るところに貼られていた。自身の「顔」が、これから出場をかけて戦う大会の「顔」となっている通常なら考えられないような状況に、狩野は「さすがに困惑した」と笑いながら振り返る。 「びっくりしますよね。しかもこんなにどアップで(笑)。当時は取材や撮影があっても何に載るかはわからないまま受けていたので、ポスター撮影だったこともその日の練習が始まるまで知らなかった。直前の練習でめちゃくちゃ怒られて、微妙な顔で撮影したのはよく覚えています」 【次ペー
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