発明王ことトーマスエジソンは世界で最も名前が知られた人物の1人だろう。 電球や電話、映画など彼の恩恵を受けたことがない人はいない。 しかし彼の発明品の中には風変わりなものもある。 例えば”Spirit Phone”という死後の人間と話すための電話もその1つである。 こういうエジソンのちょっと不思議な一面があることはあまり知られていない。 そんな一風変わった彼の発明品の中から「おしゃべり人形」を取り上げてみたい。 人形の中にフォノグラフ(円筒状にしたワックスに溝を刻んで音を記録したもの)を搭載し、人形の後ろにあるレバーを廻すことで録音された声が出るというものだ。 だが、レバーを回す速度の調節が難しかったりと、子ども向けのはずだが難易度の高い人形となっていた。 しかもフォノグラフ自体の耐久性も悪く、何回も回しているうちにフォノグラフが削れて溝がなくなってしまう。 そうなると金属