この作品の評価の一つに戦時下の日常を歴史考証にそって正確に描いたといわれてる。 特にまるで現代人がタイムスリップしたような反戦思想を口にしないのがいい、と。 そこで違和感を感じる部分があるんだけど あの時代の人が「居場所」なんていう90年代メンヘラ臭いキーワードを使ったり、 自分の居場所はどこかなんていうテーマで悩むかな。 結局、すずもタイムスリップした現代思想の持ち主なのではないか。 そしてこの作品も結局、歴史物の皮をかぶった現代劇ではないのではないか。
「この世界の片隅に」が「今年一番の映画」とか「君の名は。を超えた」とか言ってる人がいて、どうにももやもやするのよ・・・ 人間、新しい感動をしたら古い感動は上書きされるじゃん?後出しの方が良い印象なのは当然じゃん? 両方の映画への記憶の距離感がだいたい同じくらいになる来年の今頃、公平に見たらどっちが印象として残るだろうなぁ、と考えると、「郷愁」が感動の原動力になってる映画よりも、「美しさ」と「非現実感」が原動力になっている映画の方が、長く記憶に残ると思うんだよね。 というか、「監督が、貧窮極まってみんなの力を借りて作りました。徹底した時代考証で戦時中の広島を再現しました。」って、これポリコレ的に叩いちゃいけない映画じゃん。キネ旬で評者全員が★5つの時点でなんか闇を感じたんだけど。「物語が進むにつれて、どんどん声優としてハマっていくのん」という一部の評も、「最初の方は聞くに耐えない」というのを
2016年11月12日(土)の公開後、配給会社の東京テアトルの株価上昇につながるなど話題の映画「この世界の片隅に」は、航空ファンも楽しめる作品に仕上がっています。監督の片淵須直さんは、ゲーム・エースコンバットの監修や航空史の執筆を手がける航空ジャーナリスト協会員で航空の知識が深く、緻密に表現されています。 作品の舞台となる呉は戦時中、戦艦「大和」で知られる呉海軍工廠をはじめ、軍事施設が所在し、その施設を狙う多くの艦載機による空襲にさらされ、映画でもその様子が描かれていますが、レシプロエンジンの音、機銃掃射で人に迫る機影も実機かと見紛うほどの高い完成度となっています。特に、B-29は高空から呉の街を爆弾や焼夷弾を落すシーンは爆弾の落下する音、炸裂音に恐怖を覚えるくらいの表現となっています。 映画「この世界の片隅に」は今後も全国各地の映画館で順次、公開される予定です。詳しくは「この世界の片隅に
彼女の境遇に合わせて「はまってる!」と言ってる人がいるが、 も う そ う い う の 面 倒 だ か ら や め に し ま せ ん か 「この世界の片隅に」の主役はすずさん(アニメボイスのん)である。 そしてこの作品は群像劇とは違う。確実に「すず」の目線で見た「すず」の世界のお話であり「すず」の話である。 最初から最後まで、のんボイスですずの心象風景が語られていく。 そのリアルで自然なさま。 方言もどうやら絶賛のようだ(広島弁から呉弁に代わるらしい。うん、他県民なのでわからん。でも確実に広島弁なのは分かる) 「ありゃー」が口癖のすずさんの「ありゃーバリエーション」は素晴らしい。『上手いとか下手とかじゃなくて~』と人はよく言うが、これはかなりテクニカルなことだろう。 朝ドラ全話の「じぇじぇ」のバリエーションを全てまとめるというキチガイ動画(しかもNHK公式)を見たことがるが 何百回もあっ
この世界の片隅に 2016日 監督: 片渕須直 声の出演: のん(能年玲奈 細谷佳正 小野大輔 あらすじ 広島県江波の少女、浦野すずは絵が好きであった。 昭和と同じ時を歩む彼女は、昭和19年、19歳の時、隣の呉市の北條家に嫁ぐ。 激化していく戦争。それでも流れていく日常。 翌年八月、妹に夏祭りに実家に戻らないかと誘われるすず。 その日は、8月6日であった…… 先に書いちゃいますけど 賛否の別れる映画なのかもしれないし、内容やキャラクターに反発を覚える人も居ると思います。ですが、お金を払って観て、損をした、とは思わないのではないかと思います。 劇場の大スクリーンで是非観ていただきたいです。 以下、ネタバレはほぼないのですが 意味不明の文章が書いてありますので、できたら観てから読んでほしいです。 その方が何となく、わかるんじゃないかな、と…… 原作は上巻だけ既読。 歴史に残る傑作、とかそういう
泣けないことを悩む人は 今まで修学旅行や林間学校で泣いたのかとか そういうところまでさかのぼらないといけない気がする もしかして自然災害にあったとして泣かない人を見て「強い!」と思う人なのだろうか それとも被害にあって泣かない人を見て「大したことなかったんじゃないの」と実況で書き込むような人なんだろうか 泣くという言動のタイミングは人それぞれであり、泣くも泣かないもその人の自由である。 という人間として基本的なことを分からずに「泣けなかったけどなぁ…」と悩んでいるのではないか。 周りに周囲と違うことに寛容な人がいなかったのか。周囲と違うことに本人が寛容でなかったのか。 あなたが泣けなくても他の人は泣く。誰も泣かなくてもあなたは泣く。当たり前のことを言うな。めんどくさい と、思う自分は明らかに面倒なのであった。
「この世界の片隅に」の肯定的なエントリ、いっつも同じような人たちがブクマして、星つけあってる。 まあ、結局はただの交流の道具なんだろうね。他人と交流する楽しさ、他人と何かを語る楽しさ第一で。 オタクってそんなもんだといえばそれまでだけど。
『この世界の片隅に』は観たいけど観たくない映画フォルダに入っていて、こういうのはきっと良いことなんだろうなぁと思うんですが要するに好きな人の好きっぷりファンのファンっぷり応援するときの応援っぷりが能年玲奈のあれもあって半端ないので、なにもうぶっちゃけ引く本当に申し訳ないけど。だって能年玲奈とか知らねぇし。戦艦とか別に興味ねぇし。 面倒くさそうだから触れないでおこうと思っていたんですが、急に考えを変えたのは『世界の果てまでヒャッハー!』を観たから。世界の果てでちんちん丸出し大騒ぎの後は世界の片隅でのんのんのんびりしたいというもんです。まぁ全然のんびりできる映画ではなかったけど…。 ネタバレはありませんが不愉快注意とは書いときます一応ね! 《推定睡眠時間:0分》 日本版予告編のナレーションに林家ペーパーというチョイスが物議を醸しているようですがこれは確かに間違いで正しくは松本明子と松村邦洋もし
あらすじ 1944年広島。18歳のすずは、顔も見たことのない若者と結婚し、生まれ育った江波から20キロメートル離れた呉へとやって来る。それまで得意な絵を描いてばかりだった彼女は、一転して一家を支える主婦に。創意工夫を凝らしながら食糧難を乗り越え、毎日の食卓を作り出す。やがて戦争は激しくなり、日本海軍の要となっている呉はアメリカ軍によるすさまじい空襲にさらされ、数多くの軍艦が燃え上がり、町並みも破壊されていく。そんな状況でも懸命に生きていくすずだったが、ついに1945年8月を迎える。 konosekai.jp 2016年22作目の映画館での観賞。 地元には上映館がなかったので、出張の際に東京(というかテアトル新宿)で観てきました。 金曜日の夕方からの回で、通常料金。なんと満席、立ち見の人もたくさんいました。 少ない上映館で大健闘しているというのは聞いていましたが、公開からもう1ヵ月くらいにな
快進撃といえるだろう。12月3~4日の週末の国内映画興行収入ランキング(興行通信社調べ)によると、アニメ映画『この世界の片隅に』が第4位にランクインした。 ミニシアターを中心としたインディペンデント(独立系)作品ながら、11月12日の公開以降、SNSなどの口コミで「感動した」などの評判が拡散し、興行収入は4.5億円を突破(12月4日時点)。観客動員数は32万人を超えている(同日時点)。 すでにミニシアターでは立ち見が出る盛況ぶり。週末には複合型映画館(シネコン)でもチケットの売り切れが目立っている。上映館数も公開当初は63館だったが、すでに80館を超え、年明けに向けてさらに拡大する見通しだ。 株価が9年ぶりの高値に 映画は太平洋戦争前後、広島市から呉市に嫁いだ主人公の女性すずの物語。当時の町並みや暮らしの様子を丁寧に描き、観ていると戦時中の広島にタイムスリップしたような錯覚に陥る。 8月6
意味不明なタイトルをつけたが、そういう感想だから仕方ない。「この世界の片隅に」はという映画(原作も含め)は時代考証のレベルを超え、(考現学というのかな?) 生活習慣や風俗、文化、地理、建物、看板、放送局のアナウンス、雑踏に響く声、当時の気象 その時代、そこに暮らしていた人の佇まいなどを、 背景に至るまで徹底的に調査して描かれた作品らしい。 で、この映画を見た感想はVRだ。ヴァーチャルリアリティー映画。昭和時代を描いたアニメだけど。 2時間と6分、昭和10年から20年までの広島や呉で暮らしていたような錯覚を覚えるようなVR感覚である。ヘッドマウントディスプレイ感覚。 このようにありとあらゆる情報(テキストというか記号やイメージ)をぶち込んでいくと 「3次元でも360度映像でもないのに、人間はVR感覚を味わう」という、新たな発明をしたので、ノーベル賞級の何かだと思う。 従来の作品では、「戦争と
こんにちは。ヨッピーです。普段は「銭湯の神」として主にインターネットでは銭湯の普及活動にいそしんでおります。銭湯は、いいぞ。 DeNAパレット構想さて、ご存知の方も多いかもしれませんが、横浜DeNAベイスターズのオーナー企業であり一部上場企業であるところのDeNAが運営する「DeNAパレット構想」傘下のキュレーションメディア群が盛大に炎上、稼ぎ頭のMERY、炎上の発端となったWELQを含む10媒体全てが運営を停止、記事が非公開になるという局面を迎えており、DeNAの株価にも影響を与えている模様です。 DeNAが「MERY」全記事の非公開化を発表「厳正かつ公正な調査」のため https://www.buzzfeed.com/keigoisashi/dena-mery 更に本件がリクルートやYahoo!、サイバーエージェントなど大手各社に飛び火したことで新聞雑誌地上波問わず各所の注目を集めてお
11月12日に公開されたアニメ映画『この世界の片隅に』が話題を呼んでいる。こうの史代氏の原作漫画のアニメ化となる本作では、太平洋戦争下の日本で“普通”に生きる女性・北條すずの生活が丁寧に描かれる。 公開時点では63館という上映規模で始まったが、口コミを中心に評判が広まり、興行収入3億円を突破し今なお客足を増やし続けている。 本作を手掛けた片渕須直監督は『魔女の宅急便』の演出補などを務めた後、『アリーテ姫』や『マイマイ新子と千年の魔法』を監督したことでも知られている。 前編では、そんな片渕監督に、原作との出会いから、2010年から6年という歳月を費やし、自腹を切ってまでアニメーション映画化に全力を注いだ『この世界の片隅に』への思いについて、お話をうかがった。 ※『この世界の片隅に』作品本編のネタバレを含む内容となります 文:須賀原みち 原作者・こうの史代は「自分によく似た遠い親戚」 ──まず
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