首都高速道路の中央環状線は、来年3月、すべての区間が開通する予定でしたが、地下水が湧き出て工事が遅れていることから、首都高速道路などは、開通が、1年遅れの再来年3月にずれ込む見通しになったと発表しました。 中央環状線は、首都高速道路都心環状線の外側をほぼ1周する全長およそ47キロの路線で、目黒区青葉台と品川区八潮を結ぶ9.4キロの区間が完成すると、すべての区間が開通します。 当初、来年3月の全線開通を目指していましたが、首都高速道路と東京都は、16日、工事が1年遅れ、開通が再来年3月にずれ込む見通しになったと発表しました。地下トンネルの建設に伴う工事のうち、2か所の現場で地下水が湧き出て、その対策が必要になり、予定より時間がかかるためと説明しています。 首都高速道路は、「重要な路線の開通が遅れ、ご迷惑をおかけし、大変申し訳ない。少しでも開通を前倒しできるよう検討していきたい」と話しています