北朝鮮は9月3日、1年ぶりに6回目の核実験を実施した。同日午後3時半に朝鮮中央テレビは、ICBM(大陸間弾道ミサイル)搭載用の水爆実験が「完全に成功した」と発表した。 場所は核実験場のある咸鏡北道吉州郡の豊渓里(プンゲリ)周辺と見られる。現時点では、今回の核実験が成功したかどうかは定かではない。ただ、日本の気象庁は午後0時31分頃、北朝鮮付近を震源とするマグニチュード(M)6.1の地震波を観測している。前回(16年9月)の実験ではエネルギー量がM5.3だったことを考えると、爆発の規模は10倍程度大きくなっている。 8月29日、北朝鮮が発射した弾道ミサイルは日本列島を越え、北海道の襟裳岬沖約1180kmの地点に着弾した。日米問わず、国際社会から強い非難を浴びる中、それらを無視するかのように、1週間後には核実験を強行した。 北朝鮮を巡る情勢は更に緊迫度が高まってきた。私たちは、今、これらの行動