当初使われていた予約システムの画面。「利用者番号」がアカウントで、団体に割り振られた7桁の番号と暗証番号を入力して予約画面に進む仕組みだった=市村一夫撮影 インターネットを利用した川崎市の野球場予約で不正が相次いでいる。7月には利用者のアカウントが突然使えなくなる事態が続出し、別のシステムに変更した8月からも24万件という異常な件数の申し込みが殺到した。同一団体が球場を使用するために他の利用者を妨害したとみられる。事態を重く見た市は神奈川県警に被害を相談している。【市村一夫】 市建設緑政局によると、市が使用の申し込みを受け付けているのは19球場。同じ球場、時間帯で複数の団体から申し込みがあった場合、抽選で使用者を決める。草野球や少年野球などで幅広く使われている。