目線を変えるポイントは、カレンダーにあります。たとえば月曜日の朝は瞑想をする、火曜日の昼はお茶をていねいに入れて飲む、水曜日と金曜日の夕方は筋トレをする、といったように、曜日で自分なりのルールを決めるのです。 日付でもよいでしょう。5がつく日は読書をする、10日と20日は念入りに掃除をする……。ちなみにお坊さんは、4と9のつく日は、髪の毛を剃って、おふろに入って、うどんを食べる、1、4、6、9のつく日は、托鉢といって、街の中を歩きつづける、毎月1日と15日には特別なお経の儀式を行う、といった習慣があります。 同じことの繰り返しでつまらないと思うような日々も、実は繰り返すからこそ、ちょっとした誤差に気づくことができる。気づきが深まっていきます。もし何も繰り返さず、いろいろなことをバラバラにやっていたら、いったい何がよかったのか悪かったのか、さっぱりわかりません。