多くの視聴者が困惑したエンディング 「東京セントラル証券への出向を命ず」 ネットでのやり取りを見る限り、この頭取の一言に対して、様々な感想、怒り、不信感などが湧き上がっている。 「会社というものが信じられなくなってきた」から「当然」まで幅広い反応がある。 話題になったテレビドラマ「半沢直樹」最終回のエンディングへの感想である。上司である大和田常務の数々の不正を明らかにし、彼を追い詰めて、役員会で土下座をもって謝らせ、そのあとで頭取から受け取る辞令である。不正を暴き、金融庁検査をうまくかわし、銀行を危機から救いつつ、同時に経営不振に陥っているホテルを再生軌道にのせた。ある見方をすれば、銀行と顧客を救ったヒーローである。そのヒーローに対して、出向で報いるのか……。 多くの人々にとってはわけがわからん、というのが本音かもしれない。また、結局は会社というものは……という感想を持った人も多いだろう。