夏の恒例、『週刊東洋経済』の経済書、政治書ベスト40です。詳細は月曜日発売の同誌を読んでいただくとして、今回は私の知人たちの本を中心にランクインを御紹介。経済書と政治書が別々にベスト20ずつあげられていて、それで計40冊です。以前は経済書だけでベスト100までだったので経済書はこの五分の一とかなり狭き門ですね。対して投票者数は増えているようです。 経済書ベスト1位は、大方の予想通り、その質の高いジャーナリズム性とまた日本とのあまりにも違う中央銀行(米国FRB)の行動、また他方でFRBのもつ固有の問題性などに焦点をあてた作品、『バーナンキは正しかったか?』が選ばれました。解説は若田部昌澄さん、また同書の編集は私の『デフレ不況』と同じ方です。おめでとうございます。僕はベスト選出はここでも書いてますが、翻訳は除外してますが、そうでなければ当然に選んでいたものです。 バーナンキは正しかったか? F