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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/ill_critique (10)

  • 『日常』OP試論――京都アニメーションと山本寛、最後の戦い - 反=アニメ批評

    反=アニメ批評, 2011年春期アニメ前回に引き続き、4月24日にustreamで話した内容を採録します。part2。 ・その1■聖女と魔獣――『魔法少女まどか☆マギカ』ラストシーン読解 今回は『日常』という日常系漫画とは距離を取ったギャグ漫画原作の京アニ作品と、『フラクタル』という京アニアンチ派・ヤマカン監督による「子どもが作りたくなるアニメ」を謳ったオリジナルアニメについて。 ---------------『日常』のOPが話題だ。ぼくの周りでも中毒患者は多くて、「辛抱たまらず50回見た」なんて、大きく日常から逸脱した行為に及んでた人も少なくない。一方ぼくはというと、周りが騒ぐほど乗り気にはなれないまま、「まあ良いのはわかるけどさ(青の挙動は一々カワイイし)……でもそんなにハマるほどのものなのかしら(あれっ、いま青がぼくに向けてウインクしたんだけどおい!)……ヒャダインとかキャッチーな起

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    snow113 2011/05/02
    宣伝乙/みお姉の持っている駒が桂馬→成金という部分に重大なメッセージが隠されていたり、しないか
  • 日常っぽくて日常じゃない少し日常な『日常』――京都アニメーションと大震災 - 反=アニメ批評

    『日常』という作品タイトルは、そもそも「日常系」の隆盛に起因して、そことの(アイロニカルな)距離感が計られてるんだろうから、キャラクターの容姿が日常系の開祖(?)『あずまんが大王』にそっくりなことだって単なるイミテーションとはちょっと違う。あずまんが大王DVD-BOX出版社/メーカー: キングレコード発売日: 2009/06/24メディア: DVD購入: 4人 クリック: 17回この商品を含むブログ (13件) を見るだからアニメ版『日常』も、『らき☆すた』『けいおん!』で日常系アニメのひとつの達成をみた京アニが、次に取りかかる(解体)作業にもってこいな題材だった、と言えるかもしれない。それも、「日常」の意味がぐるりとひっくり返ってしまった、「現代」という格好のタイミングでの。 この「現代」的な日常の転覆は、『日常』のアバンにぎゅうぎゅうに濃縮されている。お魚くわえたドラ追っかけて行くよ

    snow113
    snow113 2011/04/06
    あまりにも自然過ぎる「宣伝乙」
  • 続『けいおん!!』モブキャラ試論――若王子いちごさん研究まとめ - 反=アニメ批評

    反=アニメ批評, エッセー, 2010年春期アニメついに最終回を迎えた『けいおん!!』は、そのラストに映画化の告知を行うことによって、われわれにたまさかの延命措置を施した。 といっても、精神的に憔悴しきった虚ろな目で『けいおん!!』最終回を視界に収めはじめたわれわれの中には、その第26話冒頭、けいおん部淫たちが部室で口にしていたおやつが「ミカン」であった時点で、その後の「映画化発表=TV版では「未完」」という可能性を感じ取りはじめては浮き足立っていた者も少なくなかった。 もちろん、ミカンの次に現れたおやつが「ハッサク」だったことから、『けいおん!』劇場版は「全八作」の超大作である予感も禁じ得ないだろうが、 今は「みかん」や「ハッサク」ではなく「いちご」について語る時だ。 『けいおん!!』モブキャラ論壇において、第24話の色紙で苗字も(予想通り)判明した「若王子いちご」さんの「悪の帝王」とし

    snow113
    snow113 2010/10/10
    いちごさんストーカーの軌跡
  • 『けいおん!!』における成長の重層性――金・亀・性をめぐって - 反=アニメ批評

    反=アニメ批評, 2010年春期アニメついに二クール目に入り、新OP/EDも話題な『けいおん!!』ですが、これを機に、前半の1クールを振り返ってみるのも悪くないでしょう。 夏休み、プール、アルバイト、夏祭り、花火、白昼夢、そして勉強会。『けいおん!!』前半部のラストエピソード、まるで「エンドレスエイト」をなぞっているかのような第13話「残暑見舞い!」では、まるでオセロの駒をひっくり返すかのように、夢と現が、あずにゃんとごきにゃんが反転しつづける。 この「ごきにゃん」こと、日焼けした梓の褐色の肌が生むエロティシズムは、確かに、来ならば当のあずにゃんよりも「ごきにゃん、ぺろぺろ」などとつぶやくわれわれ視聴者の側こそが、遥かにゴキブリに近い存在だという事実を忘れさせるほどにわれわれを魅了しもしたわけですが、そんな第13話の物語では、ごきにゃんの視点=軽音楽部に一人取り残される者の視点から、3年

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    snow113 2010/07/11
    「あるあ…ねーよ!」と言える限界点
  • 妻が語る「荒木飛呂彦」と『ジョジョ』――『荒木麻美のジョジョと奇妙な生活』レポ - 反=アニメ批評

    雑記, エッセー今日は、『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの作者・荒木飛呂彦先生の奥様・荒木麻美さん(チャミ様)によるトークライブ――『荒木麻美のジョジョと奇妙な生活』@駒場祭に行ってきたのですが、荒木先生や『ジョジョ』シリーズに関する面白い話が色々聞けたので、その(流石に↓の記事みたいなテンションでは書けないので普通の)レポを書いてみようと思います。 http://getnews.jp/archives/37225 今までべてきたパンの枚数がわからないようにッ! いままで漫画『ジョジョの奇妙な冒険』から受けた衝撃の回数もわからないッ! そんな『ジョジョ』が好きで好きでたまらないジョジョラーだったとしても、まさかこんな日がやってくるとは思わなかったハズ! ディ・モールト(すっごく)喜べッ! なんと『ジョジョ』の生みの親・荒木飛呂彦先生の奥さま、荒木麻美さんが東京大学で講演会を開催することに

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    snow113 2009/11/22
    いくつになってもピンポンダッシュを楽しめることが若さの秘訣
  • 『けいおん!』における反復の美学――学園祭ライブにおける唯のパンツ表現に関して - 反=アニメ批評

    反=アニメ批評, 2009年春期アニメ第12話「軽音!」をもって、一応の最終回を迎えた京都アニメーション制作による2009年春期の大人気アニメ『けいおん!』。 今回はその『けいおん!』第12話において現れていた「反復」という主題に関して確認していこうと思います。 『けいおん!』第12話は、ひたすら何かを反復します。とりあえず、ここでは「反復」が「差異」を描き出している点については言及しません。ただ、反復に関してのみ、説明することが憚られるほど明らかなシーンから語らせていただけるならば、まずは例えば、家に忘れてきたギー太を取りに唯が駆けまわる場面。 部屋に戻り、ギー太を担いでは再び学校へ急ぐ唯は、第1話冒頭を反復しては、リビングで足を滑らせ、 ・第12話 ・第1話 いきおいよく玄関を飛び出したかと思うと、 第1話と同じ道を同じように走り抜ける。 途中、第1話の寄り道シーンが文字通り反復して挿

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    snow113 2009/06/20
    謎の納得度/大事なことなので3回澪のパンツネタを解説しました
  • 結局『けいおん!』では誰が最強の萌えキャラなのか――『けいおん!』と『CLANNAD』と『らき☆すた』をめぐって - 反=アニメ批評

    エッセー, 反=アニメ批評, 2009年春期アニメ世間では、噂どおり「笹の葉ラプソディ」の放送をもって開始された「涼宮ハルヒシリーズ第二期」の話題で持ちきりの中、今回はあえて同じく京都アニメーション制作のアニメ『けいおん!』の、それも、最新第8話における新キャラ・あずにゃんこと中野梓の登場に沸く中で、あえてここで、これまでの主要4キャラをおさらいしてみたい。 というのも、前々回の記事において、ぼくは以下のように述べましたが、■『けいおん!』第6話における澪のパンツ表現に関する所感――「パンツ表現論4」への助走として ※それにしても、いつも盛り上がるのは澪派ばかりで、ぼくの唯派や、あるいは眉毛派の論客の姿が見当たらないようなのですが、いったいどうなっているのでしょうか。※というか、『らき☆すた』でいえば、かがみ派は澪に、みwiki派は眉毛に、そしてぼくらつかさ派は唯に向かっているのでしょうが

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    snow113 2009/05/23
    何 か 忘 れ て い な い か
  • アニメにおける現実への予見性――『東のエデン』と『戦場のヴァルキュリア』と新型インフルエンザをめぐって - 反=アニメ批評

    反=アニメ批評, 2009年春期アニメ今期アニメの中でも異様なまでに現実に対する予見的な作品となっている『東のエデン』。 今さら説明するまでもないかもしれませんが、例えば4月5日に北朝鮮から「弾道ミサイル」こと飛翔体が日上空を通過した直後の4月9日に放送された『東のエデン』第1話においては、まるでそのことを予め知っていたかのように、「ミサイル」が日を襲ったという設定が披露されたわけですから、その的中率は北朝鮮の飛翔体の比ではないでしょう。 もちろんそうした予見性はこれだけにとどまらず、みなさんご存じの通り、同じく第1話において『東のエデン』の主人公・「滝沢朗」の「全裸」姿が描かれたかと思うと、 現実がアニメを追随するかのように、「滝沢○明」と同じ事務所に所属する「草なぎメンバー」が「全裸」で逮捕されるという事件が発生してしまう。 その事件に関しては、加えて何たることか、第3話のサブタイ

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    snow113 2009/05/15
    要するに、これからのイサラの行動は何らかの現象の前触れに…イサラたん…恐ろしい子!
  • 『けいおん!』第6話における澪のパンツ表現に関する所感――「パンツ表現論4」への助走として - 反=アニメ批評

    反=アニメ批評, 2009年春期アニメいよいよ放送された『けいおん!』第6話。 この第6話文化祭のエピソードは、原作では「澪のパンチラシーン」が描かれた回であり、 かつ、『けいおん!』の監督である山田尚子さんもどこぞのインタヴューにおいて、 「(文化祭の澪のアレ)大事に描こうと思ってます。ファンの人にガッカリされないように」 と語っていたことからも、パンツ描写が禁止されているだろうTBSでの放送で、京アニはいったいどんなパンツ表現を見せてくれるものなのかと、パンツ論壇人たちの間では高い期待と関心が寄せられていました。 では早速、当の第6話「文化祭」では、どのようなパンツ表現が用いられていたかを振り返ってみましょう。 文化祭での演奏終了後のステージ上、満足気に袖へと引き上げようとする澪が、不覚にも自らのベースのシールドに足を取られては派手に倒れこんでしまったわけですが、その後、彼女がおもむろ

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    snow113 2009/05/10
    図らずもパンツ表現について詳しくなってしまった/パンツ表現評論家恐るべし
  • なぜ『けいおん!』第4話の脚本家に花田十輝先生が抜擢されたのか――ヤマカンと『らき☆すた』と『true tears』をめぐって - 反=アニメ批評

    2009年春期アニメほとんど今期アニメの話題を独占しているかのような大人気作品『けいおん!』。 今回はそんな『けいおん!』におけるスタッフ、特に脚家のお話です。というのも、『けいおん!』の各話脚担当者リストを目にし、思わず驚かされてしまったからです。 シリーズ構成:吉田玲子 第1話脚:吉田玲子 第2話脚:吉田玲子 第3話脚:村元克彦 第4話脚:花田十輝 > 第 4 話 脚  : 花 田 十 輝 思わず不吉な予感が頭をよぎる、『けいおん!』第4話における唐突な花田先生の起用に関しては、案の定、ぼくの知る限りにおいても既にいくつかのブログが言及なさっていました。 ■『けいおん!』第4話と5話の脚が花田先生な件※今日もやられやく■花田十輝氏の脚の特徴について※流し斬りが完全に入ったのに■けいおん!(アニメ)は原作とテーマが違ってきているって話と花田十輝※WebLab.ota こ

    snow113
    snow113 2009/04/25
    まさかの裏読み「 鶏 音 ! 」予想
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