日本の比較劣位産業? - himaginaryの日記 日本の大学の経済学部は国際的に評価されていないので、日本の俊英が経済学なんかやっているのは無駄じゃないの、という記事。この議論は、前提を間違えている。himaginaryさんは「ネタ」と断っているけれども、はてブやTwitterなどでの反応を見ると、必ずしもジョークとしては受け取られていないのが気になった。 なぜ日本にたくさん経済学部があるのかといえば、入学希望者がたくさんいるからだ。入学希望者が少ない学部・学科は、どんどん淘汰されてきたのが、日本の大学の歴史である。 比較劣位云々が問題になるのは、弱い産業を保護することの是非が問題になる場合だ。しかし日本の大学の経済学部は、海外の大学の経済学部を商売上のライバルとしていない。また実質的な競争相手である国内の大学の他の学部と比較しても、特別な保護を受けてはいない。理系の学部と比較すれば、