明治5年、太政官布告339号によって 宮中並びに公式の場においての 男子の従来の制服(直垂とか直衣とか)は廃止されました。 そのかわりに 大礼服、通常の礼服、通常服などの洋服を公的な場で着用することが必要とされ フロックコートや燕尾服などが用いられました。 これによって 天皇などの皇族や華族、議員たちが、率先して洋装を取り入れたのです。 (日本における洋装のドレスコードの始まり) 昭和29年にこの布告は廃止されましたが 男子皇族に着物を着ている方がいらっしゃらないのは この名残なのかも知れません。 この布告は、男子の礼服に言及していますが 女性の洋装礼服については厳格な決まりがなく 男子皇族よりも洋装が進まなかったようです。 鹿鳴館に出入りする上流婦人たちはドレスを着用したようですが・・・ (コルセットが地獄のように苦しくて敬遠されたのでしょうか) そのため女性皇族は 和装の習慣が男性皇族