この記事は、「メリットがあるから、女性に参政権が与えられたのか?」*1の補足記事です。本当は、こちらを紹介するつもりだったのですが、どの本の記述か忘れてしまったので、ストレイチーの著作を紹介しました。今日になって、思い出したので、補足として載せておきます。 法の政治学―法と正義とフェミニズム 作者: 岡野八代出版社/メーカー: 青土社発売日: 2002/06メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (14件) を見る 「法外な者として扱われてきた女性たち」 わたしたちは、とりわけ女性史におけるこれまでの蓄積のおかげで、歴史的に女性たちが法や規範の外部にある者として扱われてきたことをすでに知っている。このことは、先ほどの定義の中に含まれている<わたしたち>とは、じつのところ、法や規範の起源とその歴史性を問わないでいる<わたしたち>、という限定が付されて初めて意味を持つことを示