5月12日 発表 NECは12日、独立行政法人 海洋研究開発機構の超高速計算システム「地球シミュレータ次期システム」を落札したと発表した。 地球シミュレータ次期システムは、現行の地球シミュレータを更新し、浮動小数点ピーク演算性能131TFLOPSの実現を目指したシステム。システムのアプリケーション実効性能は現行の約2倍となる。主演算装置としてのスーパーコンピュータ、副計算装置、運用管理システムなどから構成されている。 新システムは海洋研究開発機構の横浜研究所にあるシミュレータ棟に設置され、2009年3月の運用開始を予定している。 新システムの導入により、地球温暖化、大気や海洋の汚染、エルニーニョ現象、集中豪雨や台風の進路予測などの複雑な現象を、より正確かつ高速に把握し、将来予測を行なうことが可能になる。経済社会活動の発展や地球環境問題の解決、地殻変動、地震発生現象の解明などに利用されるとし