2007年12月06日02:00 カテゴリ書評/画評/品評Psychoengineering 成熟なきあと - 書評 - 思春期ポストモダン 本書の編集者でもあられる、幻冬舎の小木田様より献本御礼。 思春期ポストモダン 斎藤環 404 Blog Not Found:「負けた」教徒達へのまなざしでも指摘した斉藤節の、優しさから来る歯切れの悪さと、それが故に得られる信頼感は本書でも相変わらずだった。 本書「思春期ポストモダン」は、「社会的ひきこもり」以来一環して若者と社会の関係がもたらす病理を追ってきた著者の「ライフワーク」2007年版という位置づけになる。 目次 序章 若者は本当に病んでいるか 第一章 思春期という危機 第二章 欲望を純化するネット社会 第三章 境界線上の若者たち 第四章 身体をめぐる葛藤 第五章 学校へ行かない子供たち 第六章 ひきこもる青年たち 第七章 「思春期」の精神分