市場や業界の各論ではなく、もう少し深堀りしたマクロ的な視点で最近自分が感じている違和感の正体をまとめてみました。2013年になって感じていたのは『予想していたものよりはるかに大規模で重要な変化が世界全体におきてるんじゃないか?』という確信に近い予感です。色々なモノを見て自分の視点が変わったからそう感じるだけかもしれません。なかなか文章にして体系化できませんでしたが、正月に時間がとれたのでまとめてみました。ちなみに完全な私見です。 4億ユーザを50人で支えるスタートアップ ちょうど年末にWhatsAppというアプリの記事が掲載されていました。WhatsAppとは2011年にアメリカで始まった無料通話・メッセンジャーアプリです。日本ではLINEが有名ですね。月間のアクティブユーザ数が世界で4億人を超えたと発表されていましたが、驚くのはこのサービスがたった50人の社員で運営されている点です。ちな
ネット依存の中高生、国内に51万人 厚労省推計 :日本経済新聞 厚労省の研究から「中高生のネット依存者が推計52万人」という数字が出た。私はインターネットは学齢期からやっても構わない、むしろやるべきだと思っていたクチなので、この数字には衝撃を受けた。 文部科学省『学校基本調査』(H24年)によれば、現代の中高生の総数は約690万人ぐらいなので、10人に1人弱、30人ちょっとのクラスで3人がネット依存に陥っている勘定になる。「クラスで大体3人がネット依存」と書き直してみると、さほど違和感のない数字のような気もしなくもない。が、頻度としては高すぎる。 参考までにアルコール依存症と比較してみると、2004年時点の厚労省の推計によれば*1、アルコール依存症は80万人、依存症疑いを含めて520万人程度と推計される。日本の飲酒人口は推計6000〜7000万人らしいので、「疑い」も含めるなら飲酒人口のう
ICT総研は30日、SNS利用動向に関する調査結果をまとめた結果を発表した。SNS運営会社・関連企業への取材結果に加え、インターネットユーザー12,000人へのアンケート調査、各種公開資料などをまとめて分析したものとなっている。 それによると、2012年12月末時点の国内ネットユーザーが9,556万人なのに対し、SNS利用者はそのうちの52%にあたる4,965万人だった。2012年の年間純増者数は676万人で、1か月平均56万人の利用者が増加していたこととなる。 サービスへの登録総数は、2012年末で2億2,000万件超(重複登録分も含める)。したがってSNS利用者1人あたり平均で4.5件のSNSに登録していることになる。将来的に、2015年末に利用者数6,321万人(ネットユーザー全体に占める利用率65.3%)に達すると予測された。 12,000人に対するアンケート結果では、約55%が「
ネットエイジアとシタシオンジャパンは2013年4月25日、テレビとソーシャルメディアの関係性に関する調査結果を発表した。それによると調査対象母集団においては、頻度は別としてツイッターを利用している人は32.6%、Facebookは31.2%、LINEは33.7%に達していることがわかった。LINEは利用頻度が他ソーシャルメディアと比べて高く、利用者の半数以上が毎日1回以上利用しているとの結果も出ている(【発表リリース】)。 今調査は2013年2月25日から3月1日にかけて15-49歳の男女で携帯電話(スマートフォン・一般携帯電話(フィーチャーフォン))保有者に対し、携帯電話経由で行われたもので、有効回答数は1000人。男女比は50.6対49.4。男女比・世代構成比は携帯電話利用率及び人口分布を元にウェイトバックが実施されている。 今調査対象母集団における主なソーシャルメディアの利用頻度(≒
首相の頭上に流れる「8888888」。日本のネットにとって歴史に残る夜だっただろう。ドワンゴが各政党に呼び掛けた「ネット党首討論会」が11月29日、東京・六本木の「ニコファーレ」で行われた。民主党代表の野田佳彦首相や自民党の安倍晋三総裁ら10党の代表が集まり、視聴者からのコメントが時折流れる中1時間半にわたって議論を交わした。ライブ配信したニコニコ生放送には約140万人が来訪。「フルオープン」で開放された会場には多くの報道陣が詰めかけた。 今回ニコファーレへの入場は報道関係者のみだったが、取材を希望する報道陣で開始1時間以上前から行列ができた。入り口では荷物チェックが行われ、ペットボトルの持ち込みは不可。時折SPらしき男性が姿を見せることもあるなど、ニコファーレとしては堅めの雰囲気に。 定刻通り、午後8時に野田首相ら代表が登場。日本未来の党代表の嘉田由紀子 滋賀県知事は少し遅れて登場した。
もう有名な話だが、ソニーは5000億円の赤字を抱えて、リストラまでやってる。 ソニー、年内に1万人リストラ:キニ速 どうしてこうなったかを論じるのだけど・・・今回はアナリスト的な小手先論は話さない。「洪水が〜」「円高が〜」という前から赤字だった企業の言い訳や負の要素をいちいち配慮してたら話にならん。そういうのはマスコミに出てる高学歴なエリートアナリストから聞いてくれ。当ブログの読者も私もそのような小手先論ではなく、もっと根本的で実用的な経済とビジネスの話をする。(それができてるから、当ブログは鰻登りの好景気なのでございます(笑)) お品書き 時間経済論乞食の商い不本意だが 企業は社長の器以上にはならないあくまで「主観的感想」であるが、ソニーの会見を見たときに当ブログでやってきた議論のほうがずっとレベルが高い。(AP通信が中身の無さに苛立ち、中断してコーランを放送し始めるほどつまらない会見を
(まとめの要旨) ①日本の消費者くらいコンテンツを正規ルートで入手している国は世界的に見ても少ない ②知的財産権の保護強化ではクリエイターの生活は守れない ③違法ダウンロード等失われる利益はない。おとぎ話です。ユーザーの所得は増えないので。 ④捜査段階では、正規にダウンロードしたものかも切り分けられないので、警察は任意のパソコンをいつでも押収可能。まあ、この法案が通ったら、全ての国民は、いつでも、違法ダウンロードした疑いがあるとして、自分のパソコンを警察に押収される危険があると思っておいた方がいいね。 続きを読む
2. 自己紹介 なまえ:やまぐちあゆみ コミュニティ活動: ・まっちゃ139勉強会 ・関西Ooo勉強会改め関西LibreOffice勉強会 ・Microsoft MVP Windows Security 2006.04-2008.03 Consumer Security 2008.04-2012.03 ネット上の活動: ・IT勉強会カレンダー: tinyurl.com/itcal ・はてダ: d.hatena.ne.jp/hanazukin ・Twitter: twitter.com/hanazukin ・Facebook: www.facebook.com/hanazukin リアル:2児の母 3. SNS使ってますか? SNSってなんだろう:出典 Wikipedeia ソーシャル・ネットワーキング・サービスとは、社会的ネット ワークをインターネット上で構築するサービスの事である。代 表
日本の自殺 [「デマかもしれないけど、いい話だからシェアする」がダメな理由] 樋口 理 2012/2/16 12:50 [PR] 本ブログの商品紹介リンクには広告が含まれています 最近Facebookでこんなの見かけませんでしたか? 「ハーバード大学図書館、朝4時の風景」という写真と図書館に掲示されている20の教訓の話。 あるいは、土の中に埋もれた人を掘り出す救助隊の写真と「東北大震災で自らを犠牲にしてわが子を守ったある母の本当のお話」。 いずれも、もっともらしいデマに、感動要素をベタベタまぶして、「これは実話だ」と主張しながら、それらしい写真を添えてばらまいているのがミソ。 その感動「実話」を読んで感動した人が、友達にも教えて上げようと「シェア」して燎原の火のように広がるという特徴があります。 そして、そのうち実話ではないデマであることを指摘する人も現れるのだけど、必ず「事実ではないとい
前回のエントリでネット原住民というものが存在するという話をした。ネット原住民とはリアルの世界ではなくネットの世界を中心に住むことを決めたひとたちにぼくが勝手につけた呼び名だ。 ネット原住民というものはどういう性質をもっているか、今後、どうなっていくとぼくが予想しているかについて今回は書いてみたい。 ネット原住民とは基本的にはリアル社会から疎外されているひとたちである。リアル社会からネット社会にうつる理由はさまざまでリアルに居場所がないからというひともいれば、ネットのほうが純粋に楽しいからというひともいる。だが、やはりいまの日本はそれでもリアル社会の吸引力は強いから、主流は前者だろう。そういう意味でネット社会はある種のリアルで生きづらい人間のふきだまり的に集まったという側面をもっていて、ある種の連帯感は強いものの個別にはそれほど強固な人間関係で結ばれているわけではない。敵にまわすと恐ろしいが
いま米国の4chanという人気サイトの管理人であるmootが日本にきている。一般のメディアではとりあげられないだろうが、これはネット社会にとっては大事件だ。 4chanとは、なんだか、日本の2ちゃんねると似た名前であるが、実際に4chanは日本の2ちゃんねると同じ匿名掲示板だ。システム的には日本にある別の匿名掲示板ふたばちゃんねるを元にしており、文字だけしか書き込めない2ちゃんねるとは違って画像も貼れるのが4chanの特徴だ。 一般には2ちゃんねるに代表されるネットの匿名文化は日本に特有のものだとされている。日本のネットコミュニティについて、これからは日本も匿名から実名へ主流が移行すると唱える人間は定期的にあらわれるのはご存じのとおりだ。それに対して日本は匿名のネットコミュニティしか流行らないという反論も必ず起こるのも見慣れた光景だ。 ところがネットの本場米国でも4chanのような匿名のネ
以下の記事を読んで。なぜ、Facebookだけが、キャズムを楽々と超えるのだろうか?:In the looop:ITmedia オルタナティブ・ブログ 記事内でもあるように、「キャズム理論の前提とソーシャル・テクノロジーは根本的に違う」とされつつも、あえて無理矢理当てはめてるのが面白かった。けど、パッと読んだ印象では少々違和感を感じてしまいました。要点は以下だと読めました。・Facebookがキャズム越えしたのは実名性だから。・実名性のハードルが高いのは日本だけではない。・ソーシャルの覇者Facebookは今後ますます強大になっていく。 それなのに、日本のみんなは実名性に拘ってていいの?世界から取り残されちゃうよ?って話なんだろうなと。 3点目は、まあどうでもいいです。そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。 ただ、ネットの実名でFacebookを始めた私からすると、実名性については
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く