大阪市の地名「十三(じゅうそう)」が、キリスト教の忌み数「13」を連想させるとして、アメリカのキリスト教系市民団体が改称を求める要請文を送っていたことが、24日までに分かった。 キリスト教系市民団体「ノーサーティーン」が、改称を求める文書を送ったのは今年2月。キリスト教圏では13が忌み数とされており、ホテルなど建築物には13階を設けないことが多い。 十三は大阪市北部・淀川区にある繁華街で、フライドポテトを載せたそば「ポテそば」が名物。地名の由来は「条里制に基づいて北から十三条の位置に当たる」など諸説あるが、キリスト教との歴史的関連性はない。 要請文では「国際都市・大阪としてキリスト教徒への隣人愛的配慮」を求めており、かな表記の「じゅうそう」、「欠番」、「十二と十四の間」などに置き換える改称を提案している。 キリスト教精神の下に13の悪影響から身を守ることを目的として、2003年に設立された