知らないうちに自分の土地が県の土地に。 40年以上にわたり、固定資産税を払い続けたとして、男性が兵庫県を訴えました。 【福岡久和さん】 「この道を渡るときに車を見渡しながら横断して、車が良く通るなと思いながら、横断していたので、信じられないという感じ」 兵庫県姫路市の福岡久和さん(68)は、4年前、経営する会社の目の前の県道が実は自分の土地だと突然知りました。 福岡さんの所有する土地は、県道の一部、約630平方メートル。 社屋を改修する際に登記簿を見て、県道として使われている土地が自分のものだと気付いたといいます。 福岡さんは、自分が土地の所有者であることを知らないまま、40年以上にわたり、少なくとも300万円の固定資産税などを納めていたのです。 【福岡久和さん】 「歩道を作ったり工事する上で、(県も)把握していたと思う。(土地所有者が)分からないふりをしていた」 「県