すき家「トマトチーズ牛丼」(現在は販売終了) 大手牛丼チェーン「すき家」の一部店舗で、店内飲食でも、一般的な陶磁器やPET樹脂、ガラスなどの食器ではなく、プラスチック製の使い捨て容器による提供が始まっている。安さがウリのファストフードチェーンであっても、ハンバーガーチェーンなどを除くと使い捨てではない食器による提供が多いが、背景には何があるのか。また、使い捨て容器による提供にすると飲食店側にはどのようなメリット、デメリットが生じるのか。専門家の見解を交えて追ってみたい。 牛丼チェーン各社の注文・精算方法、料理の提供形態には違いがある。吉野家には券売機はなく(一部店舗を除く)、同店で見慣れたコの字型のカウンターかテーブル席などに座ると店員がお茶を運んできてくれ、口頭で店員に注文し、食べ終わった食器はそのままテーブルの上に置いたままにして退店する方式の店舗が多い。現在ではセルフ式の店舗も増えて