月の光が大気中の水滴で屈折して虹となって見える「 月虹 ( げっこう ) 」という珍しい現象が16日夜、沖縄県石垣市の石垣島で観測された。 観測した石垣島天文台(宮地竹史所長)によると、月虹は同日午後7時過ぎからと、午後8時40分頃からのそれぞれ約15分間、西の空に現れた。光が弱く、肉眼では白く見えるという。同天文台は午後8時45分頃、アーチ状の虹が二重になった様子を長時間露光で撮影した。石垣島での観測は2012年1月以来という。 観測には、夜の明かりが少なく、空気が澄んでいることなどの条件が整っていることが必要で、宮地所長は「街中ではなかなか遭遇できない。多くの自然が残る石垣島だからこそ観測できる現象だ」と説明する。
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