不具合概要バッファロー製NASにおいて、OneDrive連携機能を使用しているとファイルが消失する恐れがあります。 具体的には、OneDrive連携にて双方向同期モードを設定している環境において、ブラウザやWindowsのOneDrive連携ツール経由でOneDrive上のフォルダー名を変更、またはフォルダーを移動すると、変更/移動したフォルダー配下のファイルがNASとOneDriveの双方から消失します。 この不具合は、以下の両方を満たす場合に発生します。 OneDrive連携を使用し、双方向同期モードに設定している同期間隔を1分/5分/10分に設定しているこの不具合の影響を受ける製品は以下。 TS6000シリーズ (計20モデル)TS5020、TS5010シリーズ (計49モデル)TS3020、TS3010シリーズ (計26モデル)LS700シリーズ (計24モデル)一時的な回避策On
はじめに QNAP NASに障害発生。volume1が破損し何も出来なくなった。 volume1は後で対処するとして、volume2の暗号化ファイルシステムに保存したデータを急ぎ読み出したい。 volume1が破損すると利用不能に陥る残念な仕様のQNAP NAS。 これはアプリやその設定情報がvolume1に入っているからで、volume2以降は正常だとしてもNASとして利用不能だから結果アクセス出来なくなってしまう。 LinuxベースのNASなんだからコマンドラインからアクセスしたり、ディスクを取り外し他のNASやサーバで読み出したりできるはず。 しかし、正しいパスフレーズを入力しても読み出せない!? QNAPの暗号化の仕組みを調べ解除するまでの話。 LUKS のはずなのに? QNAPのNASはLinuxベースでファイルシステムの暗号化はLUKSのはず。 ディスクのセクタをダンプして確認
因みに、シックボリュームからシンボリュームへ変換したり、シンボリュームからシックボリュームへ変換可能ですが、静的ボリュームは他のボリュームへ変換することはできません。 静的ボリュームは他のボリュームタイプと比べると、約20%の高いパフォーマンスを発揮しますが、スナップショットの利用やボリュームを後から拡張することができません。 静的ボリュームは、ファイル共有サーバとして使用するのではなく、フルバックアップを頻繁に実行するバックアップストレージとして利用する以外の使い道がありません。 一般的なファイル共有でNASを利用するなら、スナップショットの作成やボリュームの拡張が行え、ストレージの容量不足でシステムが不安定にならないシックボリュームがおすすめです。 ボリュームの構成画面では、新しいボリュームの容量を割り当てたり、アイノード別バイト数を設定したり、詳細設定で暗号化することもできます。 ボ
2021年4月、台湾のメーカー・QNAPが販売するNASに対するランサムウェア攻撃が発生し、ハッカーがNASに保存されていたデータを人質にとって身代金を要求していると報じられました。多くの人々がインターネットのフォーラムでこの問題についての情報を交換する中で、「ソースコードに含まれていた不適切な資格情報がハッカーに利用されたのではないか」との意見も出ています。 Massive Qlocker ransomware attack uses 7zip to encrypt QNAP devices https://www.bleepingcomputer.com/news/security/massive-qlocker-ransomware-attack-uses-7zip-to-encrypt-qnap-devices/ QNAP NAS devices under ransomware
先日購入したQNAP NASのTS-453Dですが、やはり外部ネットワークからアクセスする手段を確保しておきたいところです。 一般的にQNAP NASを外部から接続するには、QNAP NASの中でVPNサーバーを立ち上げてVPN接続することが多いと思いますが、我が家では現在Tailscaleを使って、Windowsマシンに接続したりしており、QNAPもできればTailscaleを使ったVPNで接続できればと考えました。 調べたところ、自分でTailscaleをビルドすればインストール可能だということが分かったので早速試してみました。 Tailscaleのqpkgをビルドする # QNAP NASのQTS OSにアプリをインストールするには、qpkgというパッケージを作成する必要があるらしいのですが、ivokub/tailscale-qpkgというDockerを使ったTailscale QP
こんにちは。 青山(amsy810 )です。 この記事は Kubernetes Advent Calendar の 1 日目の記事です。 いよいよアドベントカレンダーが始まりましたね。1か月間わいわいしていきましょう! どこかの誰かに実装系の記事のほうが面白いよねってフリをされたので、今年は Synology CSI Driver に VolumeExpansion を実装しつつ、内部実装の紹介 をします。 VolumeExpansion は 1日あれば実装が終わるくらいの規模感でした。 おうち Kubernetes みなさんのおうちの Kubernetes はどこにありますか? ちなみに私は下駄箱にあります。下駄箱DC。上流スイッチもここに集約されています。 そして皆さんストレージはどうしてますか? hostPath や Local PV で我慢してる人がいたり、Longhorn や R
マイクロソフトが「SMB over QUIC」ファイル共有プロトコル実装中。VPNなしでもインターネット上で安全にファイルサーバへのアクセスを実現へ マイクロソフトが次期Windows Serverに、HTTP/3のベースとなるQUICプロトコルを搭載する予定であることは先週の記事でお伝えしていますが、同社はこのQUICをファイル共有プロトコルであるSMBのトランスポート層に用いた「SMB over QUIC」も開発中です。 最初に同社がこれを明らかにしたのは、今年の3月に公開したブログ「SMB over QUIC: Files Without the VPN」ででした。 そして次期Windows Serverの開発状況を伝える先週のブログ「Announcing Windows Server vNext Preview Build 20201」でも、QUICをHTTP/3だけでなくSMBの
セキュリティ対策室の伊藤洋也 @hiboma です。 業務中に、Haconiwa コンテナ で動くとある node プロセスが general protection fault ( 一般保護違反! ) を起こしてdmesg にログを残す現象を調べ、問題解決にあたっていました。その際の痕跡をまとめなおして記したエントリになります。 エントリの概要 本エントリでは、以下のような内容を扱います。 Haconiwa コンテナの node プロセスが general protection fault を起こしている ライブラリ関数 abort(3) の概要 abort(3) がプロセスを停止する方法の検証 node プロセスが abort(3) を呼び出すケース glibc x86系の abort(3) 実装が HLT 命令を呼び出し、general protection fault を起こすこと
ウェブサーバーや家庭用のNASでは、複数のドライブをまとめて仮想的な1台のドライブとして運用するRAIDを組むことが多いはず。しかし、ふとした操作ミスやHDDの障害でRAIDの再構築が失敗し、データを失ってしまったという話を耳にしたことがあるかもしれません。ストレージやネットワークに関するブログを運営するLouwrentius氏が、「RAIDを恐れるな」とブログ上で呼びかけ、その理由を語っています。 Don't be afraid of RAID https://louwrentius.com/dont-be-afraid-of-raid.html Louwrentius氏によれば、「HDDの大容量化により、RAIDの再構築中にRAIDアレイが壊れてしまう可能性が高まった」という「神話」がインターネット上に拡散されているとのこと。こうした意見に対し、RAID技術は家庭や小規模事業者にとって
Western Digital、各HDDの記録方式を公開、WD Red問題が関係? 2020 4/29 Western Digitalは現地時間2020年4月20日、自社公式ブログに、「WD Red NASドライブについて」とのタイトルの記事を投稿し、各HDDシリーズの記録方式を公開しました。 WD Red NASドライブについて Western Digitalは今回投稿した記事で、瓦磁気記録方式(SMR:Shingled Magnetic. Recording)と従来型磁気記録方式(CMR:Conventional Magnetic Recording)を、どのHDDに採用しているかを明らかにしました。 Western Digitalは記事中で、下記のように述べています。 最近、一部のWD Redハードディスクドライブ(HDD)で使用されている記録方式についての議論が交わされています。本
ローカル SMB ディレクトリの一覧表のキャッシュを無効にする ローカルキャッシュを無効にして、SMB 共有の最新のファイルやフォルダのリストを常に確認できるようにしておけます。 SMB 2 接続または SMB 3 接続を利用している場合、ローカルキャッシュがデフォルトで有効になっています。サーバ上のコンテンツが頻繁に変更される場合や、Finder で共有やフォルダの内容のリストが数秒間、一部しか表示されない場合は、ローカルキャッシュを無効にしてみてください (OS X El Capitan または macOS Sierra を使ったファイル共有で頻繁に変更がある場合やデータ量が多い場合は、ローカルキャッシュの再構築中に Finder で一部の項目が表示されなくなる場合があります)。 お使いの macOS コンピュータに「/etc/nsmb.conf」ファイルがあるかどうかに応じて、以下の
新型MacBook Proを使い始めて、無線LANの速度が大きく向上しているのが感じられるのですが、ことNASのアクセスが遅いという問題が発生しました。 SMB接続での速度がたったの10MB/s… このトホホな事態を解決した忘備録です。 新型は無線で1Gbps出る! なんと新型MacBookProは無線ルーターが対応していればギガビットでつながる事がわかりました。 ネットワークのステータス取得には「ネットワークユーティリティ」を使います。 (ネットワークユーティリティはSpotlightで検索すると出てきます) Sierraからファイルの保存場所が変わった気がします。 で、無線のリンク速度をみてみると、1Gbit/秒 (1Gbps)と表示されてます。 おおっ! ついにMacBookもギガビットの時代に。 ちなみに無線ルーターはNECのAterm WG1800HPというものを使ってます。 で
写真はどこに保管するのが一番安全なのか?今回は1TB以上の大容量データ(RAWデータや動画含む)を管理していくことを想定しているため、保管先のストレージとして外付けHDDとNASをメインに考えつつ、補助的にクラウドストレージを使うことを想定しておきます。 バックアップ無しは論外この記事を読んでいる方なら大丈夫かと思いますが、バックアップ無しで大事なデータを運用するというのは問題外です。 データが飛ぶのが怖いからNASやデータセンター向けの高級HDDを使って安心している人がたまにいますが、どんな高級なHDD(SSD)を使っても壊れるときは壊れます。単に確率が低いだけです。どんなHDDでも壊れた場合はデータがゼロになります。(HDDの復旧サービスで運良くデータを取り戻せる場合もありますが、10万とか20万は軽く飛んでいき完全に戻る保証もありません) 消えては困る大事なデータは必ずバックアップを
オプション 動作 bg NFSクライアントがNFSサーバへマウントを要求し、応答がなかったとき、バックグラウンドで再マウントを試みる fg NFSクライアントがNFSサーバへマウントを要求し、応答がなかったとき、フォアグラウンドで再マウントを試みる。マウントが終わるまで次の作業は行えない(標準設定) rsize=数値 クライアントがNFSサーバのファイルを読み出すときのバッファのサイズをバイト数で指定する。指定する数値は1024の倍数で16384以下。 Linuxでは8192が推奨されており、「rsize=8192」と指定すると、転送速度が向上する場合がある。 wsize=数値 クライアントがNFSサーバのファイルを書き込むときのバッファのサイズをバイト数で指定する。指定する数値は1024の倍数で16384以下。 Linuxでは8192が推奨されており、「wsize=8192」と指定すると
NFS で iostat の await と svctm のような情報を取れるツールが欲しいと思っていたら nfsiostat という素敵なツールを見つけた。await にあたるのが avg exe (ms)、svctm にあたるのが avg RTT (ms) だと思う。 iostat の await と svctm の意味は Linux の iostat の出力結果を銀行のATMに例えて説明してみる - ablog 参照。 書式 $ nfsstat <interval> 実行例 ops/s: 秒間の read または write リクエストの発行回数 kB/s: 1秒間に read または write されたサイズ(KB) kB/op: 1回の read または write の秒間の平均サイズ(KB) avg RTT (ms): カーネルが RPC リクエストを発行してから応答までの時間
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