販売不振から脱する糸口が見いだせない中、安さをウリとするしまむらにとって消費税を含んだ税込価格のみの表示では、税抜き価格で表示しているユニクロなど競合の商品と比べられた際に価格のインパクトを打ち出しづらい。 中長期的に見ても、「消費マインドへの影響を考えると税込表示のままでは増税分の価格転嫁は基本的に難しい」(アパレルの幹部)とも言われる。しまむらの北島社長は「将来的に消費税増税は10%で終わらず、20%手前までは上がっていくのではないか」と見通したうえで、「そのときに『総額(税込)表示しかやらない』と言って(増税負担を会社側で)すべて飲み込むわけには到底いかない」と吐露する。 無印は税込表示を維持する予定 方針転換を打ち出したしまむらとは対照的なスタンスを見せるのが、生活雑貨店「無印良品」を展開する良品計画だ。同社は2014年の消費増税時、しまむらと同様に税込価格のみの表示を継続。ほとん
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