タグ

ブックマーク / wofwof.blog60.fc2.com (11)

  • 香港の大学が助教に1600万払う理由 - Willyの脳内日記

    前回のエントリー「大学教員"1600万貰えるから海外移籍"から考える頭脳流出問題」では日からの頭脳流出全般について書いた。 この問題が注目を浴びて分かったことの一つは、日国内だけを見ている一般の人には世界が専門家に払っている給料水準がよく分かっていないということである。そこで今回は香港の大学がなぜ助教に円換算で1600万円も払うのかということを少し詳しく書いてみようと思う。 (1) 経済学者の給与水準 圧倒的な規模を誇る米国の大学産業では、給与水準は分野毎に決まる。医学部、ビジネススクール、ロースクールなど他の労働市場で付加価値の高い分野の教員の給与が圧倒的に高く、エンジニアリングスクールや経済学科などがこれに続く。 米国の経済学科で博士新卒のテニュアトラックに支払われる9ヶ月分のサラリー(米国の大学では9ヶ月契約が一般的であり人によっては外部からの資金を獲得して追加で1〜2ヶ月分の上

    香港の大学が助教に1600万払う理由 - Willyの脳内日記
    songe
    songe 2017/05/05
  • 大学教員「1600万貰えるから海外移籍」から考える頭脳流出問題 - Willyの脳内日記

    一橋大学の川口康平氏が香港科技大のビジネススクールに移籍するにあたり、 研究環境面で一橋が特別負けているとは思いません, じゃあ何が違うのかというと,あれですね,給料です. 具体的にいうと,一橋の給与は昨年,各種手当を全部ひっくるめて634万円でした. 科技大のオファーはというと,USD144K,日円で1500-1600万円です. 最高税率は15%らしいので,手取りの変化率は額面以上になります. 等とツイートして話題になっている(ツイッターアカウントはこちら)。 そこで日の伝統的な職場の外資・外国への人材流出について いくつか類型を分けて何が問題なのか考えてみたいと思う。 (1)官僚の人材流出 上位官庁に国家公務員総合職で入省する若手官僚の間では、20〜30代のうちに 見切りをつけて外資のコンサルや金融、ITなどに転出するケースが後を絶たない。 もちろん給料は最低でも2倍以上になるだろ

    大学教員「1600万貰えるから海外移籍」から考える頭脳流出問題 - Willyの脳内日記
    songe
    songe 2017/05/05
  • 米国民はなぜトランプを選んだか?ー生活者の視点から - Willyの脳内日記

    これを書き始めた時点でトランプ大統領決定の報はまだ出ていないが、もう書かずにはいられない。私は2004年に初めて米国に足を踏み入れてから今までの12年間、ウィスコンシンとミシガンにほぼ半分ずつ住んできた。そして、今回の大統領選ではこの2州での共和党の予想外の勝利が、大統領選の結果を大きく左右したと言っても過言ではない。 今回の選挙結果は米国の現実を突きつけ、私の米国に対する見方を変えた。もっとも心に刺さったのは、著名な経済学者クルーグマンの以下のツイートだ。佐々木俊尚氏の邦訳とともに引用したい。 A terrifying night, and not just because Trump might win. It turns out that there is a deeper rage in white, rural America than I knew 1/ — Paul Krug

    米国民はなぜトランプを選んだか?ー生活者の視点から - Willyの脳内日記
    songe
    songe 2016/11/30
  • そろそろ日本は教育でも米国に負けるのでは - Willyの脳内日記

    「失われた四半世紀」などと言われている日だが、初等中等教育に限ってはその限りではなく、引き続きそれなりの位置をキープしている。 2011年の国際学力調査TIMSSにおいて、中2数学では日は570点で42地域中5位(1位は韓国の613点。米国は509点で9位)、中2理科では日は558点で同4位(1位はシンガポールの590点。米国は525点で10位)である。 生徒の勤勉さ、質の高い教材、教員の知識水準が比較的高いこと、などは引き続き日が誇れることだ。特に難関中学や一流国立大の入試に見られるように、日が考える力を重視した教育をしていることは特筆すべき点であり、専門知識に基づいた仕事の分業が十分に進んでいない日社会の欠点をある程度補っていることは間違いない。 一方の米国では、じっくりと積み重ねが必要な数学や科学、工学等の分野で人材が不足しており、外国人労働者や移民に頼っているのは周知の

    そろそろ日本は教育でも米国に負けるのでは - Willyの脳内日記
    songe
    songe 2016/11/20
    実践的な知識を得るために大学に行くなんて日本ではありえないなあ。資それなら格学校に行く。
  • 最低賃金は大幅に上げるべき - Willyの脳内日記

    政府が最低賃金(全国平均)を1000円に引上げる方針を発表した。現在の最低賃金は、798円なので約25%増ということになる。当面は年3%程度引上げる計画のようだ。一見それなりに大きな目標に見えるが、様々な点を考察すると、むしろ年3%では遅過ぎるくらいであるということが分かる。各方面から、点検してみよう。 1.経済学の基的な考え方 自由で完全な競争が成り立っている経済では、最低賃金引き上げは単に雇用を減少させる。賃金は既に需給によって決まっているのだから、最低賃金を800円から1000円にすれば時給800円や900円の仕事は単に消滅してしまうというわけだ。その結果、失業率が上昇するから生産水準も低下する。 しかし、実証分析の分野においては賃金引き上げの雇用や景気への影響は必ずしも明らかでない。転職活動のコストが高い場合には、労働者が不当に安い賃金に甘んじたりする場合には最低賃金引上げは望ま

    最低賃金は大幅に上げるべき - Willyの脳内日記
  • 人口増加は米国の最後の砦か - Willyの脳内日記

    8月初旬に政府債務の上限が14兆ドル強から2兆1000億ドル引き上げられ、 今後10年間で9000億ドルの財政赤字削減を行うことが決まった。 先進国が、グローバル化による価格調整圧力に苦しむ中で アメリカ経済はこれからの10年間、 日が経験してきたような長期の経済停滞に陥る可能性はかなり高まった。 それでは、今日の日経済と米国経済の一番の違いは何だろうか? それは恐らく、人口動態の違いだろう。 1.日と米国の人口動態 2010年現在、日の人口は1億2千7百万人、米国の人口は3億9百万人程度だが、 2050年には、日の人口は9千5百万人程度まで減少(総務省推計)、 米国の人口は3億9千2百万人程度まで増加(センサス局推計)する見込みである。 今後40年間、年率0.5~1%程度の割合で人口が増え続けるという予測は、 米国人が不動産や株式に投資する際の安心材料になっているのは間違いない

  • アメリカ生活の残念な点 - Willyの脳内日記

    アメリカは経済システムとしては良くできた国だと思うが、 日常生活を送る上で便利とは言えない点も多い。 このあたりでアメリカ生活の残念な点をまとめて、 アメリカ生活を夢見る人たちのやる気をくじいておこうと思う。 なお、言葉の問題や、人間関係の問題、ビザの問題、 一時帰国費用の問題は自明なので捨象する。 1.サービスのレベルが低い 店員やウェイターの応対、各種事務手続き、各種修理 などあらゆるもののサービスレベルが非常に低い。 一つの理由は、アメリカがそれほど評判社会でないということだ。 これは国が広い上に人々の流動性が高いためだろう。 こんにちではインタネットを通じていくらでも悪評は広めることが 可能だが人々の意識はそこまで変化していない。 人材の流動性が高いことは、習熟度のレベルが低いことも意味する。 例えば、Comcast というケーブルTV会社があるが、 作業する担当者に配線の仕方を伝

    songe
    songe 2010/10/25
    素人でも配線工事の仕事が出来るなんてなんてステキな国なんだろう
  • たくさん稼いでもカツカツなアメリカ人 - Willyの脳内日記

    オバマ政権は年収25万ドル以上の世帯の所得税を 引き上げようとしているが、富裕層からあからさまな反対の 声がたびたびメディアで取り上げられている。その内容はおおよそ 「年収25万ドル超だが生活はカツカツだ」というものである。 以下は、シカゴ大学法学部教授のTodd Henderson氏の主張を Himaginaryさんの日記経由で引用したものだ。 ちなみに、この教授の世帯所得40万ドル超と推定されている。 オバマ政権は、ブッシュ減税廃止により、25万ドル超の収入を得ている家計の 税金を引き上げようとしている。自分は法学教授であり、も医者として働いて いるので、その25万超のカテゴリに入ってしまう(ただし、大幅に超えている訳ではない)。 だが、家計内容は火の車に近く、増税を賄う余地は無い。 家計の最大支出項目は税金で、連邦税と州税を合わせて10 万ドル近くに達する。 2番目の支出項目は不動

    songe
    songe 2010/09/26
    貯蓄には回さないのかな
  • 数学をやめてみて分かったこと - Willyの脳内日記

    高専を中退した後、働きながらもう一度数学や理科を勉強しようと 大学進学を志している方からメッセージを頂いた。 僕自身も、一度数学を辞めて、別の分野で働いた後、 もう一度数学に比較的近い統計学をやっているので、 境遇は少し似ていると思う。 僕のブログの目的の一つは、そうした 非定形なキャリア選択を描くことでもあるので 匿名コメントではあったものの匿名性を保ちつつ紹介したいと思う。 頂いた質問は次のようなものだった: willyさんは数学や統計学を学ぶに連れて世の中への見方は変りましたか? これを読んでまず思ったのは、 僕が答えられるのはこれとは逆の質問だけだと言うことだ。 元々、僕は子供のときから数字や論理を通じて物事を考えるのが好きだった。 数字や論理を通じて一段一段積み上げて議論を組み立てることは 僕にとっては自然な方法で、それ以外の方法が特殊であった。 そこで質問を勝手に変えて、 wi

  • 英訳がしっくり来ない時は似た内容の英語のページをコピペしよう - Willyの脳内日記

    Lilacさんが「英語で通じないと思ったときは「説明的に」考えるのがコツ」 と題して、普段英語を話すときに気をつけてることを紹介している。 興味がある方は元記事を読んでいただくとして、 この記事を私なりに解釈すると、 「内容を日語ではなく一旦メタレベルに引き上げて解釈してから その意味に近い英語の文章を作る」 ということになる。 この考え方はとても実践的だ。 そもそも、各言語において特定の単語はかなりいろいろな意味に使われるし、 二言語の単語は1対1に対応していないことから、無理に直訳しようとすると、 来伝えたいこととの乖離が大きくなるリスクが大きい。 その点、意味ベースに一旦引き上げておけば、ある程度の誤差が生じても、 乖離は許容範囲内に収まることが多い。 しかしこうした考え方は、ある意味、 辞書などにアクセスできない状況下での サバイバルの方法として有効なものであって、 英作文のよ

    songe
    songe 2010/06/24
    適切なアウトプットには適切なインプットが必要と言う話
  • 昭和を支えた人々とこれからの日本 - Willyの脳内日記

    1989年1月7日、昭和が終わった。 小渕恵三官房長官が発表した新しい元号は「平成」。 「これからの日は平凡な成績か、。」 という父のコメントが記憶に残っている。 奇しくも同じ年の12月29日日経平均株価は史上最高値をつけ、 その後の日は失われた20年を経験することになった。 戦後の高度経済成長を成し遂げた昭和は 日にとって輝かしい時代で、 戦後のベビーブーマー、いわゆる団塊世代は その象徴的な存在であった。 彼らは昭和時代の成功を支えたのであろうか? ナイーブなことに私はつい10年くらい前まで 奇跡の高度経済成長は団塊世代の努力の賜物だと信じていた。 私だけでなく多くの人々がそう信じてきたし、 団塊世代はそれを誇りにもしてきたと思う。 しかし、それは象徴的に創作された逸話だろう。 もちろん、彼らが平均的に優秀な労働者で 一生懸命働いた事は間違いないと思うが 高度成長を実現できたのは

    songe
    songe 2010/05/04
    一般的にはこの形の人口ピラミッドはつぼ型と言うけど、トロフィー型の方が皮肉が聞いてていいね
  • 1