「雪見酒」という言葉がある。「お花見」のように、雪を愛でつつお酒を飲むのである。 暖冬と言われた2019年~2020年にかけての冬だが、1月末、強い寒気の影響で関東地方の一部に雪が降った。ただ、延々と降り続く雪は交通機能を麻痺させたりして大変だが、今回の雪はほんの一日だけ降ってすぐに止んだ。 東京都内ではまたたく間に溶けて消えてしまった雪を、「酒の穴」の2人で埼玉の奥へと探し求め、なんとかして「雪見酒」を成立させようと試みた。そんな小さな旅の記録です。 日常的な生活の中にぽっかりと現れる「今ここで乾杯できたらどんなに幸せだろう」と思うような場を探求するユニット。なんでもない空き地とか、川沿いの原っぱとか、公園の売店だとか、そういったところに極上の酒の場があるのではないかと活動中。 前の記事:伝説の天国酒場「たぬきや」跡地で飲む 一目でいいから雪景色が見たい パリ:あれは1月27日でしたっけ