このブログでは佐久先生の書評第三弾です→[書評] ビジネスマンが泣いた「唐詩」一〇〇選、[書評] これが中国人だ!―日本人が勘違いしている「中国人の思想」。古典は本来、時代や個人に即した解釈が許されるはずであるのに、論語は聖典とされるあまり、教条的に扱われすぎてきたので、あえて分かりやすい構成で書かれている本です。論語が高校生につまらないといわれる原因を調べ、それに対する対策として本書の構成がとられています。 そこで、私は生徒が何につまづくのか調べてみた。その結果、判明したのが以下の三点である。 一 弟子の言葉が偉そうで「ウザッタイ」 二 人物評や政治抗争や宮廷儀礼を述べた箇所が「ジャマクサイ」 三 口語訳だけでは意味が分からず、注を読まないと理解できないので「カッタルイ」 そこで私は、孔子の言葉だけを、あたかも自分が孔子であり、生徒が弟子であるかのごとく講読してみた。(p.3)この構成で
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