大阪朝鮮高級学校(大阪府東大阪市)を高校授業料無償化制度の対象から除外した国の処分の是非が問われた訴訟の控訴審判決が27日、大阪高裁であった。高橋譲裁判長は、国の処分を違法と判断した一審・大阪地裁判決を取り消し、学校側の訴えを退けた。 朝鮮学校の無償化除外をめぐっては、大阪、東京、名古屋、広島、福岡の朝鮮学校の学校法人や生徒らが提訴しているが、高裁レベルの判断は初めて。東京、名古屋、広島の各地裁は「除外は適法」とし、学校側が控訴している。 この日の高裁判決は朝鮮総連と朝鮮学校について、幹部レベルでの人事交流があることや総連傘下の出版社が発行する教科書を使用していることなどを挙げ、教育の自主性をゆがめるような「不当な支配」を受けている疑いがあると指摘。無償化の要件となる「適正な学校運営」がなされているとはいえず、国の処分は違法ではないと結論づけた。 昨年7月の一審判決は、大阪朝鮮高級学校(生
2020年東京五輪・パラリンピックの暑さ対策として浮上していた「サマータイム」(夏時間)について、自民党の遠藤利明・東京五輪実施本部長は27日、「20年の導入は難しい」との見通しを記者団に語った。政府・与党内で慎重論が広まっており、五輪にあわせた導入は見送られる方向だ。 自民党はこの日、導入による効果や悪影響を検討する研究会をつくり、初会合を開いた。出席議員からは、国民生活への影響の大きさや必要となるシステム改修の負担への懸念など導入に批判的な意見が続出。終了後、遠藤氏は「気持ちとしては(20年までに)導入したいが、システムの問題や世論の反応から物理的に難しい」と語った。 研究会は今後も議論を続け、年度内をめどに中間報告をまとめる予定だが、遠藤氏は「20年のためではない。低炭素社会をつくる一つのきっかけとして進めていきたい」と説明した。 標準時を夏季に1~2時間早めるサマータイムは、屋外競
三菱電機の男性社員5人が長時間労働が原因で精神障害や脳疾患を発症して2014~17年に相次いで労災認定され、うち2人が過労自殺していたことがわかった。5人はシステム開発の技術者か研究職だった。3人に裁量労働制が適用されており、過労自殺した社員も含まれていた。労災認定が直接のきっかけではないとしながらも、同社は今年3月、約1万人の社員を対象に適用していた裁量労働制を全社的に廃止した。 16年11月、情報技術総合研究所(神奈川県鎌倉市)に勤めていた研究職の30代の男性社員が、長時間労働が原因で精神疾患を発症したとして労災認定され、本人がその事実を公表した。柵山正樹社長(当時、現会長)は17年1月の記者会見で「二度とこのような事態が起こらないように取り組む」と陳謝し、労働時間の正確な把握に力を入れる考えを示していた。朝日新聞の取材で、これ以前にも労災が2件、17年にも2件認定されていたことが新た
すでに要約に対して簡単な批判を書いたが*1、小川氏の『新潮45』記事は導入からしてひどいものだった*2。 テレビなどで性的嗜好をカミングアウトする云々という話を見る度に苦り切って呟く。「人間ならパンツは穿いておけよ」と。 性的嗜好など見せるものでも聞かせるものでもない。 男と女が相対しての性交だろうが、男の後ろに男が重なっての性交だろうが、当人同士には何物にも代えられぬ快感であっても、傍目には醜悪な興奮であって、社会の公道に曝け出すものではない。性行為を見せないのが法律の有無以前の社会常識、社会的合意であるように、性的嗜好についてあからさまに語るのは、端的に言って人迷惑である。 ここで小川氏はどのような対象を愛するかという表明と、性交そのものの描写を混同している。誰を愛するかという話題そのものを秘することを強要する。 ならば杉田水脈氏の書いた『「LGBT」支援の度がすぎる』ついても、性嫌悪
一体型VRヘッドセット「Oculus Quest」発表、399ドルで来春発売 Oculusは、アメリカ・サンノゼにて開催中のイベントOculus Connect 5の基調講演にて、新たな一体型VRヘッドセット「Oculus Quest(オキュラス クエスト)」を発表しました。発売時期は来春(2019年春)を予定しており、価格は64GBモデルが399ドル(約45,000円)。PCやスマートフォンを使わずに、身体や手を動かすことのできる没入感の高いVR体験が可能となります。 一体型VRヘッドセットOculus Questとは? Oculus Questは、開発コードネーム「Santa Cruz」と呼ばれていたプロトタイプの製品版です。前面四隅にある4つのカメラを使い、6DoFと呼ばれる上下左右前後への移動を含んだトラッキングが可能となるほか、付属のハンドコントローラーのハンドトラッキングも6D
現代独特のもの、そして日本発のものとして語られることの多いオタクカルチャー。 でも、「17世紀のイギリスにも、二次創作の文化が存在した」なんて聞くと、びっくりしませんか? 今回取材したのは、「17〜18世紀イギリスにおける、シェイクスピアの女性ファン」 を研究なさっている東大卒研究者・北村紗衣先生。 北村先生は東大の教養学部・表象文化論学科で、学位・修士号を取得したのち、 イギリスのキングスカレッジロンドンにて、「17〜18世紀にシェイクスピア劇を楽しんでいた女性たちの歴史」をテーマに博士論文を執筆・博士号を取得され、今年(2018年)には同テーマでの一般書も刊行されています。 この研究、めちゃめちゃ面白そうじゃないですか? だって考えてもみてください。あなたが今好きだと感じているコンテンツ、漫画でも映画でも小説でもゲームでも劇でも構いません。 あなたがその好きなコンテンツに注ぐ情熱と、同
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