講演などすると、質疑応答や懇親会で聞かれるのが「最初どうやったのか?」「最初からそんなことができたのか?」ということで、それに真摯に答えると、わりとがっかりされてしまうという話。 私たちには営業がいなくて、100%お問い合わせで始まるインバウンドマーケティングをしているという話をすれば、「最初はどうしたんですか?」「最初からお問い合わせでお客様はこないですよね?」と。 確かに、いきなり今のスタイルでビジネスができた訳ではなくて、それまでの歴史があって今がある。さて「最初」とはいったい、どこまで遡って話すべきか、と思いつつ、それまでの歴史を説明をする。 たとえば、私が「アジャイル開発」の文脈で、これまでずっと色々な活動やブログ、講演などをしてきて、10年以上の時間をかけて多くの方に知って頂く機会をもって、その上で、起業したのでその時点で、既にけっこうな方に注目して頂けたというのが大きいはず。