ブックマーク / www.newsweekjapan.jp (12)

  • 中国政府「飯圏(ファン・グループ)」規制の真相

    中国政府による「飯圏」規制を、日では「思想統制」とか「文革への逆戻り」などと解説しているが、笑止千万。飯圏はアイドルへの狂信的な十代前半のファンの心を操り暴利をむさぼっている闇ビジネスの一つだ。 「飯圏(ファン・チュエン)」とは何か? 「飯圏」の「飯」は中国語では[fan](ファン)と発音し、日語の「ファン」を音に置き換えたもので、「飯圏」とはアイドルを追いかけるファンたちのグループ」のことだ。 日の動漫(動画や漫画)が80年代に中国を席巻したように(参照:拙著『中国動漫新人類 日のアニメと漫画中国を動かす』、2008年)、中国はつぎつぎと日のサブカルチャーを模倣していき、この「飯圏」も日のAKB48などにヒントを得たという側面を持つ。 しかし中国はどんなことでも「えげつないほどに」ビジネス化していく国。 中国では特定の芸能人(タレント、アイドル)が所属する事務所(民営の企業

    中国政府「飯圏(ファン・グループ)」規制の真相
    sorachino
    sorachino 2021/10/11
    大陸の芸能事情は興味深い。甜姐の存在を知った時は凄いなと半ば呆れつつ驚嘆したけれど、中国でも問題視されてたか…。まぁ中国政府も、政府以外に強大な影響力を持つ存在を許さないという意思もありそうだけどね。
  • 「習近平版文化大革命」の発動が宣言された――と信じるべきこれだけの理由

    中国を代表する女優の趙薇(ヴィッキー・チャオ)も「新・文化大革命」のいけにえに? Alessandro Bianchi-REUTERS <中国でよくない変化の胎動が始まっている。芸能人摘発に続いて企業・金持ち叩き、さらに経済政策批判禁止に英語の制限......。すべての出来事が指し示しているのが、半世紀前の悪夢「文化大革命」の再来だ> 芸能界粛清から始まった習版の文化大革命 日でも一部報じられていることだが、今年8月に入ってから中国で著名芸能人に対する異様な「粛清」が相次いで行われた。 まずは8月中旬、人気俳優の張哲瀚が数年前に靖国神社で写真を撮ったという過去の「罪状」を暴露され、人民日報などの国営メディアから厳しく批判された。その結果、数多くのブランドとの契約がその日のうちにすべて打ち切られ、撮影中の作品からも降板を余儀なくされた。張哲瀚はこれで事実上の芸能界追放となった。 そして8月

    「習近平版文化大革命」の発動が宣言された――と信じるべきこれだけの理由
  • タリバンが米中の力関係を逆転させる

    アフガニスタンにタリバン政権が誕生するのは時間の問題だろう。米軍撤収宣言と同時に中国とタリバンは急接近。一帯一路強化だけでなく、ウイグル問題のため習近平はアルカイーダ復活を認めないだろう。となると、アメリカができなかったことを中国が成し遂げ、中国が世界の趨勢を握ることにつながる。 7月28日、タリバンが天津で王毅外相と会談 7月26日にアメリカのシャーマン国務副長官が訪中し、天津で王毅外相らと会ったことは7月29日のコラム<米中天津会談、中国猛攻に「バイデン・習近平会談」言及できず―それでも習近平との近さを自慢するバイデン>で書いた。シャーマンと会った翌日の27日には同じく天津で王毅はモンゴルのバトツェツェグ外相と会い、28日には、なんと、アフガニスタンのタリバンを代表する一行が同じく天津を訪問して王毅外相と会談している。 タリバンはアフガニスタンにおける反政府武装勢力で、アメリカが支援し

    タリバンが米中の力関係を逆転させる
  • 日本の皆さん、習近平は「シー・チンピン」でなく「しゅう・きんぺい」でお願いします

    <書籍や雑誌、テレビ番組の字幕で「中国人名の現地読み(中国語読み)」がよく使われている。リベラル派による配慮なのかもしれないが、できればやめてもらいたい> 最近、散歩中のご近所さんに会って長々と立ち話をしていた際に、少々困ったことがあった。 浅田次郎の中国歴史小説が話題に上ったのだが、彼女がどの登場人物のことを話しているのか、さっぱり分からなかったのだ。 「ヅチンチヨンに攻め込んだリイヅチヨンが......」 何度か聞き返して、ようやく「紫禁城に攻め込んだ李自成(明朝を亡ぼした農民反乱軍の指導者)」のことだと分かった。 日の書籍や雑誌、テレビ番組の字幕で「中国人名の現地読み(中国語読み)」がよく使われている。ニューズウィーク日版でも例えば、習近平に「シー・チンピン」とルビが振られているが、あれである。 日中国歴史小説が大好きな私は、これまで井上靖や水上勉、陳舜臣らの作品を数多く読ん

    日本の皆さん、習近平は「シー・チンピン」でなく「しゅう・きんぺい」でお願いします
  • 聖域「王室」にも迫る タブーに挑むタイ若者の民主活動

    今月初めの2日間にわたるビデオ会議で、タイのカセサート大学・マハナコン大学に所属する10数名の学生たちは、投獄のリスクを冒してもタブーを破り、タイの強力な君主制に公然と異議を申し立てるべきか議論していた。写真は7月、マハ・ワチラロンコン国王のポートレートの横を通過する反政権デモの参加者(2020年 ロイター/Jorge Silva) 今月初めの2日間にわたるビデオ会議で、タイのカセサート大学・マハナコン大学に所属する10数名の学生たちは、投獄のリスクを冒してもタブーを破り、タイの強力な君主制に公然と異議を申し立てるべきか議論していた。ビデオ会議の参加者2人が明らかにした。 街頭、オンラインでの抗議行動参加者のあいだでは、ここ数ヶ月、民主主義の拡大を訴えるなかで、婉曲にマハ・ワチラロンコン国王に言及する例が増えていた。だが、公然と王制改革を訴える者はいなかった。 2人の参加者によれば、このビ

    聖域「王室」にも迫る タブーに挑むタイ若者の民主活動
    sorachino
    sorachino 2020/08/18
    色々と変化が訪れている。
  • 「集団免疫」作戦のスウェーデンに異変、死亡率がアメリカや中国の2倍超に

    <より多くの人をウイルスにさらすことで集団免疫を獲得する、というスウェーデンだけの「人体実験」には国内から反対も出始めている> ロックダウンに頼らない独特の新型コロナウイルス対策で知られるスウェーデンで、感染者が増え続けている。しかも米ジョンズ・ホプキンズ大学の集計によれば、死亡率は4月30日時点で12%超。これは、感染者が1000人を超える国の中で6番目に高い割合で、現在の感染拡大の中心地で死者数も最多のアメリカ(約5.8%)、ウイルスの発生源とされる武漢市がある中国(約5.5%)と比べても2倍以上の高さだ。 新型コロナウイルスの感染拡大を抑える対策としては、北欧諸国も含むヨーロッパの多くの国が全国的な封鎖措置を取り、厳しい移動規制を敷いている。こうしたなか、スウェーデンは全国的な移動規制や外出制限をしないという独自路線を貫いており、ストックホルムの通りの人でもカフェの客入りも一見、普段

    「集団免疫」作戦のスウェーデンに異変、死亡率がアメリカや中国の2倍超に
    sorachino
    sorachino 2020/05/01
    先進国同士でも意外とコロナ対応って違うもんなんだな…としみじみ思った。そもそもの死生観が日本とは違うのかね。
  • マスク姿のアジア人女性がニューヨークで暴行受ける

    Asian Woman Allegedly Attacked in New York for Wearing Protective Mask <地下鉄の駅で女性が「病気持ち」「俺に触るな」と罵倒され殴る蹴るの暴行を受けた。アジア人のマスク姿が恐ろしいものに見え始めているのか> ニューヨークの地下鉄の駅で、男がマスク姿の女性に暴行を加える事件が発生した。ニューヨーク市警(NYPD)は、新型コロナウイルスに関連したヘイトクライム(憎悪犯罪)の可能性があるとして、女性に被害を届け出るよう呼びかけている。 NYPDは、事件の様子を捉えた動画をソーシャルメディアで共有。マンハッタンのグランドストリート駅のなかを走る女性の前に突然男が立ちはだかり、手や脚や傘で殴る蹴るの暴行をするのが映っている。「俺に触るな」と、怒鳴る声も入っていた。 Chinese woman gets attacked for w

    マスク姿のアジア人女性がニューヨークで暴行受ける
    sorachino
    sorachino 2020/02/08
    今度英語圏行くんだけどマジでビビってる。
  • 離脱強硬派ジョンソン勝利でイギリス「連合王国」解体か

    ボリス・ジョンソン率いる保守党の大勝でイギリスは来年1月にEUを離脱することに Toby Melville-REUTERS <EU離脱の「脅威」から逃れようとスコットランドは独立へ、アイルランドは統一へ。イングランドの政治家も、もはや「連合王国」を維持する熱意がない> イギリスは12月12日、事実上、ブレグジットの是非をもう一度問う総選挙を行った。2016年6月に国民投票でブレグジット(EU離脱)を選択したのだが、こじれにこじれてここへ至った。結果は、離脱強硬派のボリス・ジョンソン首相率いる保守党が下院の過半数を制し、来年1月の離脱にお墨付きを得た。 だが、そんな変化は序の口だ。ブレグジットのおかげで、イギリスはひとまとまりの「連合王国」としての存在を終えることになるかもしれない。 <参考記事>パリ高級不動産が急騰 イギリスEU離脱が追い風に 勢いづくスコットランド独立派 EU離脱が現実味

    離脱強硬派ジョンソン勝利でイギリス「連合王国」解体か
    sorachino
    sorachino 2019/12/14
    連合王国解体って、もし実現したら物凄く歴史的な出来事だよね。
  • 日本で深夜に襲われたタイ人京大准教授 犯行はタイ軍部が関与か

    タイの軍政と君主制を批判して亡命し、現在は日に在住しているパビン・チャチャバルポンプン京都大学准教授(48)が先月、日国内の自宅で就寝中に襲撃される事件が起きた。写真は2014年5月、バンコクでタイ国旗を振る抗議デモ参加者(2019年 ロイター/Damir Sagolj) タイの軍政と君主制を批判して亡命し、現在は日に在住しているパビン・チャチャバルポンプン京都大学准教授(48)が先月、日国内の自宅で就寝中に襲撃される事件が起きた。パビン氏は消息筋の情報としてタイ軍部が背後にいると主張。アピラット陸軍司令官は全面的に否定している。 パビン氏によると、7月8日の午前4時ごろ、自宅でパートナーと就寝中、侵入してきた男が2人に向けて何らかの物質を噴射し、2人とも皮膚にやけどを負った。軽傷で済んだものの、警察からは自宅に戻らないように指示されたという。 日の警察当局は、タイ人の男がパビン

    日本で深夜に襲われたタイ人京大准教授 犯行はタイ軍部が関与か
    sorachino
    sorachino 2019/09/15
    こんな事件があったとは。知らなかった。凄く怖い。
  • 新天皇・新皇后の外交デビューは見事な作戦勝ち

    <世界中で批判的に見られているトランプ大統領とメラニア夫人を、知性と品格をもった大統領夫として厚遇したことが成功の鍵> 異例の長期滞在となった、トランプ米大統領の訪日ですが、ゴルフや相撲が話題になった前半に対して、後半は何といっても皇室外交に注目が集まりました。結果を先に申し上げると、各行事における大統領夫の表情、そしてトランプ大統領のツイート、さらにはアメリカでの報道などを総合しますと、即位後初の国賓接遇については、大変に高い評価がされているようです。 この新天皇皇后の外交デビューですが、最初の相手がトランプ大統領というのは、非常にやりにくい巡り合わせだったと思われます。まず、トランプ流の「ホンネ丸出しのガサツなスタイル」を持ち込まれるのは、ハーバード・アルムナイ(卒業生)の皇后としては抵抗があるでしょうし、何よりも皇室の威厳、さらには国家の威信に関わる問題を生じます。だからと言って

    新天皇・新皇后の外交デビューは見事な作戦勝ち
  • 自爆少女たちは爆弾と知らずに吹き飛ばされていた

    いたちごっこ 6人が死んだ自爆テロの現場に駆け付けた政府軍の兵士たち(ナイジェリア北部の都市カノ) Stringer-REUTERS いたいけな少女に自爆テロをさせるのはナイジェリアのイスラム過激派ボコ・ハラムの常套手段だ。多くの場合、子供は何も知らずに利用されていると、国連スタッフが15日に記者会見で訴えた。 ボコ・ハラムはナイジェリア北東部から近隣のチャド、カメルーン、ニジェールに攻撃範囲を広げ、村々を襲撃して誘拐した子供をテロ要員に仕立てている。先月18日にナイジェリア北部の主要都市カノで起きた女2人による自爆テロでは、確認されただけで14人が死亡。女の1人は11歳くらいの少女とみられている。今月5日にはチャド湖の島で女3人が自爆し、少なくとも30人の死者が出た。ボコ・ハラムは7歳の少女に自爆テロをさせたこともある。 解放された人質200人の大半が老人と子供 レイラ・ゼルーギ国連事務

    自爆少女たちは爆弾と知らずに吹き飛ばされていた
    sorachino
    sorachino 2015/12/19
    残酷すぎてもう本当に胸が悪くなる話。21世に起きてる事件だなんて信じたくないわ…。
  • 「排外発言」とは正反対だった「舞の海氏の講演」(前回エントリのお詫びと訂正)

    昨日(27日)アップした大相撲に関するエントリで、舞の海秀平氏が講演で「外国人力士排斥発言」を行ったという報道を受けてコメントしましたが、その後、アラスカ在住の好角家の方から指摘があり、その講演の内容全体を動画サイトで閲覧することができました。 結論から言えば、舞の海氏の発言は報じられていたのとは180度異なり、むしろモンゴル出身力士をはじめとした外国人力士へのリスペクトに溢れたものでした。まずもって、お詫びと共に訂正をさせていただきます。 この講演から明らかなのは、舞の海氏もまた相撲文化の素晴らしい継承者であるということであり、その素晴らしい弁舌も含めて、名講演と言っても過言ではないと思います。 この講演で舞の海氏の指摘したのは、以下のような点です。 「相撲の発祥地はモンゴル。東進して韓国経由で日に伝わった。西進したものは現在トルコなどにも伝えられている。 「日歴史上初めて相撲が登

    「排外発言」とは正反対だった「舞の海氏の講演」(前回エントリのお詫びと訂正)
    sorachino
    sorachino 2014/05/28
    謝罪したのは本当に偉い。ただ、デマに基づいた前記事を公開し続けるなら、1P目冒頭に簡素に訂正記事へリンクはるだけって不十分では。前記事は全ページに訂正事項を赤字で明記するとかもしてあげてほしいなぁ
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