2007年2月27日 田中 宇 記事の無料メール配信 地球温暖化の問題を国際政治として分析する場合、最も顕著な点は、本来は世界最強の同盟であるイギリスとアメリカが、この問題に対して正反対の態度をとっていることである。ここ数年、イギリスのブレア政権は、温暖化対策としての国際的な二酸化炭素排出規制の実施を、世界で最も強く推進している政府となっている。半面、アメリカのブッシュ政権は、京都議定書を破棄し、二酸化炭素の排出規制に強く反対している。 アメリカでは、先代のクリントン政権(民主党)は、イギリスと協力して京都議定書を強く推進していた。地球温暖化を最初に問題視したのも、国際的な二酸化炭素排出規制が必要だと最初に提起したのも、アメリカの側である。ウォールストリート・ジャーナルやアメリカ・エンタープライズ研究所といった共和党系の勢力は、温暖化対策に懐疑的である。このことから、アメリカの民主党は温暖
イスラエルとイスラム原理主義組織ハマスによるパレスチナ自治区ガザでの戦闘休止と人質解放に向けた間接交渉が17日、カタールで再開する。ロイター通信が報じた。イスラエル側から対外特務機関モサドのバルネア長官らが参加の見通し。イスラエル紙ハーレツはバルネア氏の出発が18日にな…
OPECで産油量第4位のアラブ首長国連邦。その連邦の首都であるアブ・ダビで現在自国の石油消費を削減する省エネ対策を米国MITと共同して行うプロジェクトが発表となった。アブ・ダビ未来エネルギー会社とMITが共同でMasdar Institute of Technologyをアブ・ダビに設立し、石油の輸出で獲得する資金を投じて、グリーン・エネルギーを開発していこうというものである。アラブ首長国連邦は先の世界自然保護基金(WWF)に世界で最も一人当たり温暖化ガスを排出している国として名指しされた国である。その汚名返上に世界のMITをパートナーとしたのであろう。 こういうところに省エネ先進国の日本の研究機関や企業が入り込まないといけないのであろう。 Reference: James Calderwood, "Emirates, MIT team up for green energy", Febr
どんな映画や俳優がアカデミー賞に輝くのか。ふだんはまったく興味がないのですが(^^;)、今回はちょっと注目です。というのはもちろん、「不都合な真実」がノミネートされていたからです。 25日のアカデミー賞授賞式では、「不都合な真実」は見事、長編ドキュメンタリー賞と主題歌賞を受賞しました。これでまたこの映画の注目度がアップするとすれば、とても嬉しいことです。おめでとうございます! ゴア氏自身は俳優賞候補ではないものの、この大舞台をうまく利用して(温暖化を解決するのは)「政治ではなく倫理の問題だ」、そして「環境対策はすぐに始められる」と訴えたそうです。(つまり、「さっさとやりなさい」ってことですよね。)見てみたかったですね。 「ブラッド・ダイヤモンド」で主演男優賞にノミネートされていた、レオナルド・ディカプリオ。残念ながらまたもや男優賞は逃してしまったものの、燃費の悪い黒塗りリムジンの代わりにエ
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