小笠原諸島の西之島の沿岸で、火山の噴火で出来た新たな島が確認されてから20日で1か月となります。 流れ出た溶岩で島は急速に拡大し、専門家は、「年内にも西之島と陸続きになる可能性がある」とみています。 小笠原諸島の父島の西およそ130キロにある西之島の沿岸では、1か月前の先月20日、噴火によって新たな島が出来ているのを海上保安庁が確認しました。 NHKが、20日の正午ごろに上空から撮影した映像では、島の中央の火口の中に赤い溶岩が見え、およそ30秒に1度の間隔で、溶岩や噴石それに黒い煙を上げながら、繰り返し噴火している様子が分かります。 火口付近は、標高が30メートル以上になっているとみられ、流れ出た溶岩などで島全体が富士山のような円すい形になっています。この1か月、島の面積は急速に拡大し、波打ち際では高温の溶岩が海水に触れて白い蒸気が上がっていました。 撮影に同行した東京工業大学の野上健治教