南極海のヒゲペンギン(アゴヒモペンギン)のコロニー(集団繁殖地)で2012年1月9日、珍しい“色の薄い”ペンギンが発見された。 この白っぽく見えるレアペンギンは南極海、サウス・シェトランド諸島のある島の海岸で確認された。 ワシントン州シアトルにあるワシントン大学のペンギン専門家ディー・ボースマ氏は、アルビノのように見えるが、イザベリニズムの可能性が高いとのことだ。 ペンギンの羽毛の色素が薄くなるイザベリニズム イザベリニズム(isabellinism)とは、2009年に海洋鳥類学の専門誌「Marine Ornithology」によると、遺伝子変異によってペンギンの羽毛の色素が薄くなった状態のことだという。 その結果、本来は黒い部分の色が「均等に薄くなり」、灰黄色から薄茶色になるのだという。 発見された白っぽいペンギン この画像を大きなサイズで見る アルビノ、白変種、イザベリニズムの違い 体