未見の有名映画を北村氏*1が初鑑賞して気楽な感想から批評につながる要点をさぐっていくような企画で、『ダーティハリー』がとりあげられていた。 メチャクチャな犯人とダメダメな刑事のポンコツ頂上対決? 『ダーティハリー』を初めて見た – OHTABOOKSTAND 60年代後半から70年代に、アメリカン・ニュー・シネマ(英語ではニュー・ハリウッドと呼ばれます)という潮流がありました。何らかの体制に抑圧されている若者たちが、なんとかして現状を打破しようする反体制的な要素と、あからさまな暴力やセックス表現が主な特徴として挙げられます。 まず引用したように説明における「暴力やセックス」は「若者たちが」「反体制」などと併記しており、それが唯一の特徴と主張しているわけではない。 くわえて『ダーティハリー』をニューシネマ作品と断定はしていない。あくまで影響下にあると思われるが分類しづらいことを指摘している*