Appleが拡充した教育関連事業の取り組みは、教師や学生が同社の製品を利用できるようにする最新の手段となる。Appleは、生徒が個人情報を保護しながらiPadを共有できるようにする専用ソフトウェアを開発しているほか、音楽制作ソフトウェア「GarageBand」や動画編集ツール「iMovie」などの無料アプリを活用する教材シリーズEveryone Can Createを提供している。また、ホームボタンを搭載し画面の縁が広い旧型のiPadのデザインをベースにした比較的安価なiPadを開発するなど、学校でAppleの製品が購入、採用されるよう取り組んでいる。 Appleは厳しい競争に直面している。Googleの「Chromebook」を利用する構想は、世界中の教育機関で最も支持を集めるITイニシアティブの1つとなっている。Chromebookは、普及率の高いウェブブラウザー「Chrome」をベー