TSMCは、同社の3ナノメートル(nm)プロセス技術の開発に遅れが生じており、キャンセルされるとの昨今の報道を否定、同プロセス技術の開発は予定通りに進んでおり、当初の計画どおり今年後半に量産を開始すると、年次会議において発言しました。 今年後半にN3での量産を開始 TSMCの最高経営責任者(CEO)である魏哲家(C.C.Wei)氏は、現地時間8月30日に台湾で開催された2022 Technology Forumにおいて、同社の3nmプロセス技術に言及。開発スタッフ不足などの問題を抱えているものの、当初の計画どおり、今年後半には同プロセスでの量産を開始すると発言しました。 この発言は、TSMCは3nmプロセス「N3」をキャンセルし、改良版「N3E」へ移行するという、ここ数日の報道に対するものと思われます。 N3Eでの量産は来年後半、N2は2025年 TSMCは改めて、N3での量産は今年後半に