被曝は「1年1ミリシーベルト」、表面汚染は「1平方メートルあたり4万ベクレル」と私が日本の法律や国際慣行の数値を説明しますと、「法律のことばかり言って科学的ではない」とか「低線量被曝の結果はすでに科学的に判っていて1年100ミリ以下は安全」などと言う人がいます。 もしそういう人がいたら「それではなぜ、日本の法律も国際慣行もともに1年1ミリになっているのですか? 学者は決定には関与していないのですか?」、「それではなぜ、ソ連では1平方メートル4万ベクレル程度で管理地域にしたのですか?」と聞けば、その発言の矛盾が判るでしょう。 昨日、このブログに載せたように日本の法律に関わる数値を決めるときには、日本の主要な機関、専門家はほぼすべて参加していることを示しました。その人たちは膨大な論文やデータを見て数値を決めているわけで、その中から「自分に都合のよいデータだけを選ぶ」などという非科学的なことはし