ドイツのシュレースヴィヒ=ホルシュタイン州のデジタル担当大臣であるディルク・シュレーダー氏が、州政府のシステムをオープンソースのソフトウェアへと切り替えることを発表しました。これにより、約3万人の職員が使うOSがWindowsからLinuxへと変わり、Microsoft OfficeがLibreOfficeへと切り替えられる予定です。 schleswig-holstein.de - Der Ministerpräsident - Staatskanzlei und Bundesangelegenheiten - Einstieg in den Umstieg: Schleswig-Holstein setzt auf einen digital souveränen IT-Arbeitsplatz in der Landesverwaltung https://www.schleswig-
オープンソースでクロスプラットフォーム対応のペイントアプリ「Pinta v2.0」がリリースされています。詳細は以下から。 Pintaは元Novellで現在はMicrosoftのソフトウェアエンジニアを務めるJonathan Pobstさんが2010年にPaint.Netをベースに開発したオープンソース&クロスプラットフォーム対応のペイントツールで、現在はPintaProject Teamによってメンテナンスが行われていますが、このPintaのメジャーアップデートとなる「Pinta 2.0」が新たにリリースされています。 Pinta 2.0 This is a major new release of Pinta, which has now been ported to GTK 3 and .NET 6! リリースノートより抜粋 Pinta 2.0はGTK 3と.NET 6へ移植され、W
オープンソースの提唱者としても知られるEric Raymond氏が、ブログ記事「Last phase of the desktop wars?」にて、最終的にMicrosoftがWindowsカーネルに見切りを付け、Linuxで置き換えるだろうと主張していることが分かりました(Neowin)。 Raymond氏はMicrosoftの利益の柱はAzureになりつつあり、WindowsカーネルをLinuxカーネルで置き換え、レガシーアプリとの互換性を維持するため、エミュレーションレイヤーを実装するだろうと予想しています。利益を最大化するため、開発コストがかかるWindowsカーネルの開発は意味がないとの考えです。 Looked at from the point of view of cold-blooded profit maximization, this means continuing
マイクロソフト、Google、GitHub、Red Hatらが「Open Source Security Foundation」(OpenSSF)を結成。オープンソースのセキュリティ改善へ いまやオープンソースソフトウェアは社会的に重要な基盤として欠かせないものになっています。 それはクラウドの構築に使われるソフトウェアの多くがオープンソースであり、さらにその上で実行されるミドルウェアやアプリケーションの多くにもオープンソースが使われていることからも分かるとおりです。 このように非常に重要なものとなったオープンソースソフトウェアのセキュリティを継続的に改善していくための団体として、マイクロソフト、Google、GitHub、IBM、Red Hat、VMwareなどをはじめとする企業が、Linux Foundation傘下の団体として「Open Source Security Foundat
Microsoftは米国時間2020年5月21日、IBM Advanced BASICを元にMicrosoftが1983年に開発したBASICインタプリタ「GW-BASIC」をオープンソースとしてGitHubで公開した。歴史的な資料提供を目的とし、生成に必要なビルドスクリプトやMakefileをはじめとするとツール群、ビルド済みのバイナリは含んでいない。 アセンブラコードやヘッダファイルなどが並ぶ 1975年にMicrosoftはAltair 8800用にBASICを移植し、そこから1980年初頭にかけて多くのコンピューターへBASICを移植してきた。公式ブログでは、「(当時の)家庭用コンピューターやパーソナルコンピューターで使用されていた初期プロセッサーのISA(命令セットアーキテクチャー)は、目を見張るような違いがなかった。Microsoftはマスターコードから多くの移植が可能だった」
Steven J. Vaughan-Nichols (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子 2019-10-18 06:30 筆者は、MicrosoftとLinuxについての記事を執筆するたびに、コメント欄が「MicrosoftがLinuxの統制権を金で買おうとしている!」とか、「MicrosoftはLinuxを取り込み、拡張し、抹殺するという昔ながらの3E戦略を実行しているにすぎない」とか、「Microsoftは羊の皮をかぶったオオカミであり、Linuxをつぶすに違いない」といった意見で埋め尽くされると断言できる。 しかし本当のところは次の通りだ。確かにMicrosoftはLinuxから利益を得たいと考えている。またLinuxを拡張し、統制したいとも考えている。だがちょっと待ってほしい。誰もがそう考えているものの、誰もそれを成し遂げることはできない。
by Olivier Bruchez 欧州原子核研究機構(CERN)ではこれまで20年にわたりMicrosoft製品を使い続けてきました。その理由の1つに、CERNが「学術機関」であることで、特別な条件で契約できていたというのがあるのですが、この方針をMicrosoftが転換。新たな契約はユーザー数に基づいてライセンス料を支払うもので、CERNの負担額はこれまでの10倍に増加するということで、Microsoft製品からオープンソースソフトウェアへの移行プロジェクトを進めています。 Microsoft Alternatives project (MAlt) | CERN https://home.cern/news/news/computing/microsoft-alternatives-project-malt CERNでは、10年かけてライセンス料を上げていく方式の導入を交渉しましたが
Microsoftは、このアプリをオープンソース化する目的は「コミュニティとのパートナーシップでよりよいユーザー体験を構築すること」だと説明した。また、開発者はこのアプリを通してUWP、XAML、Azure Pipelinesなどについて学べるとしている。 関連記事 Microsoft、OINに参加し、6万件以上の特許をオープンソース化 「Linuxを保護する」 MicrosoftがLinux推進を目指す特許管理会社Open Invention Network(OIN)に参加し、6万件以上のLinux関連特許を2650社以上のメンバー企業に無償で提供すると発表した。 Microsoft、「VSTS」を「Azure DevOps」に改名して提供開始 Microsoftが「VSTS」を「Azure DevOps」にリブランドした。ツールの1つ「Azure Pipelines」では、傘下の「Gi
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます かつて「Windows 3.0」に搭載されていた「File Manager」は、かねてから「Windows File Manager」としてオープンソース化されているが、新たに「Windows 10」向けのバイナリが「Microsoftストア」で公開されている。 Windows File Managerは、1990年代前半の「Windows」に標準搭載されていたFile Managerのルック&フィールをこよなく愛している人たちに向けたものだ。File Managerは、ファイルの管理やアクセスにGUIを初めて採用したソフトだった。 File Managerは、「Windows NT 4.0」において「Windows Explorer」
米Microsoftは10月10日(現地時間)、Linux特許管理会社Open Invention Network(OIN)に参加すると発表した。保有する6万件以上の特許をオープンソース化する。OINに参加する2650社以上の企業は、これらの特許を無償で利用できるようになる。 OINは、2005年にIBM、Novell、Philips Electronics、ソニー、Red Hatの出資により設立された特許管理会社。Linux推進のために、特許を買収してロイヤリティフリーで提供する。メンバー企業はLinuxに関する特許を無償で提供することに合意したことになる。米GoogleやNEC、トヨタ自動車などもメンバーだ。 Microsoftは発表文で、「われわれは、開発者が“WindowsかLinuxか”あるいは“.NETかJavaか”などという2択を迫られたくはなく、あらゆるテクノロジーをサポー
マイクロソフト製のWindows/Linux/macOSクロスプラットフォーム対応シェル、オープンソースの「PowerShell Core 6.0」正式版が登場 マイクロソフトは、Windows/Linux/macOSのクロスプラットフォーム対応の新シェル「PowerShell Core 6.0」正式版のリリースを発表した。Windows専用に開発されてきたPowerShellをオープンソース化し、.NET Coreをベースに作り直したものだ。 Windowsには「コマンドプロンプト」と呼ばれるコマンドラインツールが標準で搭載されています。コマンドプロンプトは、dirやcopyのようなMS-DOSの時代から使われている命令を用いてOSを操作し、バッチファイルなどを実行することができる、いわゆるシェルの機能を提供します。 しかしコマンドプロンプトは貧弱な機能しか備えていないため、マイクロソフ
Linux Daily Topics 2018年2月6日“オープンソース”の誕生から20年 ―Open Source Initiativeがアニバーサリー参加を呼びかけ Open Source Intiative(OSI)は現在、同団体のWebサイト上で「オープンソース20周年アニバーサリー」を絶賛展開中である。OSIによれば、1998年2月3日に米パロアルトで開催された会議ではじめて"オープンソース(open source)"という言葉が生まれたことから2月3日をオープンソース誕生の日と定めており、2018年はオープンソース20周年のアニバーサリーイヤーとして世界各地で記念イベントが開催される予定だ。 The 20 Years of Open Source | Opensource.net The 20 Years of Open Source 1998年2月3日のパロアルトの会議にはエ
Linux Daily Topics 2017年9月27日Microsoft、Open Source Initiativeのプレミアムスポンサーに Open Source Initiativeは9月26日(米国時間)、Microsoftが同イニシアティブにプレミアムスポンサーとして参画することを発表した。OSIのジェネラルマネージャ兼ボードディレクターのPatrick Massonは「これはOSIとオープンソースソフトウェアのより広範な普及にとって重要なマイルストーンだ」とコメントしており、Microsoftの参加を全面的に歓迎している。 Microsoft Makes it Official: Becomes Sponsor of Open Source Initiative ここ数年、Microsoftは積極的にオープンソースにコミットする姿勢を見せており、とくに2014年に.NE
ミュンヘンと言えば、ドイツのバイエルン州の州都であり、多くの日本人には「オクトーバーフェスト(Oktoberfest)」に代表されるビール祭りの中心地として記憶されているかもしれない。しかし、ことIT業界におけるミュンヘンと言えば、「オープンソース vs. Windows」の最前線という意味合いを持つ。 2000年代に脱Windowsを大胆に進めたミュンヘン MicrosoftがWindowsでクライアントOSの支配権を決定的にした2000年代。そのカウンターカルチャーとしてオープンソースが注目を集め、ソフトウェアの開発や利用が広まっていった。ここで開発された技術群は現在のITインフラの根幹を支えているが、一方で「打倒Windows」的な掛け声で盛り上げられていた「デスクトップPC」としての採用はあまり広まらなかった。 こうした中、2000年代前半にミュンヘンが市職員のシステムをWindo
米Microsoftは11月16日(現地時間)、ニューヨークで開催の「Connect(); // 2016」で、.NET Foundationに米Googleがメンバーとして加わったと発表した。 .NET Foundationは、Microsoftが2014年の開発者会議「Build 2014」で発表した、.NET関連のオープンソース化されたリソースを管理するための団体。Microsoftは「.NET Core」や「Visual Basic」「C#」のコンパイラなどを提供している。 Googleは過去数年にわたり、200以上の同社のクラウドサービスを.NETライブラリに提供してきた。最近では、Visual StudioとPowerShell向けにネイティブなGCPサポートを構築している。 Googleは.NET Foundationのコミュニティの中心的存在である「Technical St
Microsoftはスティーブ・バルマー氏がCEOだった2011年ごろからHyper-V上でLinuxを稼働できるようデバイスドライバの提供を始め、サティア・ナデラCEO体制になってからはLinux版「SQL Server」のリリースや「PowerShell」のオープンソース化など、「Microsoft Loves Linux」路線を進めてきた。3月にはEclipse Foundationへの参加を発表している。 Linux Foundationのプラチナメンバーはこれで11社になった。 関連記事 Tizen上で.NET Core動作可能に 組み込み系エンジニアに朗報 11月16日、開発者向けオンラインイベント「Connect(); // 2016」で米Microsoftが発表した。 Microsoft、「Visual Studio for Mac」を発表 開発者向けオンラインイベント「C
Coekaerts氏は、これを信用しない人が多いことをよく理解している。同氏は、OracleのLinux関連事業を長年率いていたが、5カ月前にMicrosoftに入社した。LinuxConで行った基調講演の中で、「1年前には、Microsoftで働くことなど考えもしなかったが、Microsoftは変わった」と述べた。 Coekaerts氏は簡単に納得したわけではなかった。しかし、数カ月間にわたってMicrosoftと同社のLinuxに対する新しい方針を吟味したことで、同氏はMicrosoftがLinuxとオープンソースに対するアプローチを完全に転換したことを理解したという。 なぜ変わったのだろうか。Coekaerts氏は筆者とのインタビューで、「(Microsoftの最高経営責任者である)Satya(Nadella氏)は、顧客第一主義だ。顧客がLinuxを使っているなら、そして実際に使って
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