M1 Mac対Intel Mac 内部構造の違いとは? 2020年11月、初のMac用Appleシリコン「M1」を搭載する3機種のMacが登場した。その外観はそれまでのIntel Macと一目では差がわからないほど似ているが、中身はまったくの別物になっていた。 Intel Macのシステムアーキテクチャは、Windows PCとほぼ同一である。Intelプロセッサを中核に置き、そこにメモリやストレージ、ディスプレイなどパソコンに必要なインターフェイス類を組み合わせた構造となっている。OSの起動に必要なファームウェアにはUEFI(Unified Extensible Firmware Interface)が採用されており、macOSをはじめとするさまざまなOSを起動することができる。 このようにIntel Macのシステムアーキテクチャは、ハードウェア、ファームウェアともにWindows P
人工知能(AI)に焦点を当てたMicrosoftの新PCシリーズ「Copilot+ PC」は、同社の最高経営責任者(CEO)のサティア・ナデラ氏が「すべてのベンチマークにおいてベストなスペック」と称したことで知られていますが、一つ大きな難点が見つかった、とThe Wall Street Journalが伝えています。 AIを使うユーザーはゲームをプレイしない? Copilot+ PCは、CPU、GPU、Neural Processing Unitを統合したArmベースのQualcomm Snapdragonチップを搭載しています。ということは、x86チップ・アーキテクチャ向けに設計された人気のPCゲームを実行できないという問題が発生しますが、MicrosoftはApple MacのRosetta 2に相当するPrismを設計することで対処を試みました。 しかしながら、このPrismを使用し
PC向けCPUの主流な命令セットアーキテクチャであるx86は、Intel 8086プロセッサに起源を持ち、46年の長きにわたって使われてきました。そんなx86は近い未来に滅んでしまうだろうと、技術系ブログのHackadayが主張しています。 Why X86 Needs To Die | Hackaday https://hackaday.com/2024/03/21/why-x86-needs-to-die/ x86を採用する現代のCPUは、複雑な命令セットコンピューターであるCISC、1クロックサイクルあたり複数の命令を実行可能な「スーパースカラー」、命令を高速化するため順序を変更して実行する「アウト・オブ・オーダー実行」、分岐先の命令を条件が満たされるか不明な状態で実行する「投機的実行」を特徴とする、フォン・ノイマン型アーキテクチャの一部分です。x86はもともとは16bitプロセッサで
従来から、「ARMはx86より(電力的に)効率的だ」という言説があります。これは単純に「ARMは省電力なスマホ向けで、x86は電力を食うPC向け」程度のアバウトなイメージのこともありますし、前世紀のRISC vs CISC論争のころからある「ARMはx86 (x64を含む)に比べ命令セットがシンプルなので、命令デコードにかかる電力が少なくて済んで効率的」という議論の形をとることもあります。 この議論については、半導体エンジニアの多くは「ARMがx86 より効率が良いというのは、もはや過去の神話」(in today’s age it is a very dead argument)という認識を共有していると言っていいでしょう。有名なところではApple CPU (ARM)とZen (x86)の両方を開発したジム・ケラー氏のインタビューでも言われていますし、Chips and Cheeseとい
アメリカのスタートアップ・Playtronが、携帯型のゲーミングPC用のOS「PlaytronOS」を発表しました。Playtronは2025年までに携帯ゲーミングPC向けOSとしてWindowsと競合するとアピールしており、2024年末までにAyaneoからPlaytronOSを標準搭載した携帯ゲーミングPCをリリースする予定だとしています。 Playtron https://www.playtron.one/ Playtron: the startup hoping to Steam Deck-ify the world - The Verge https://www.theverge.com/24090470/playtron-gaming-os-linux-handhelds-exclusive 高性能で小型のチップセットが開発されたことで、Valveの「Steam Deck」やA
AMDのAthlonやZenマイクロアーキテクチャ、Apple A4などさまざまなチップの開発に携わったアーキテクトでエンジニアのジム・ケラー氏が、X(旧Twitter)で「NVIDIAのCUDAは沼です」と批判したことが報じられています。 Jim Keller criticizes Nvidia's CUDA, x86 — 'Cuda’s a swamp, not a moat. x86 was a swamp too' | Tom's Hardware https://www.tomshardware.com/tech-industry/artificial-intelligence/jim-keller-criticizes-nvidias-cuda-and-x86-cudas-a-swamp-not-a-moat-x86-was-a-swamp-too ケラー氏の経歴は以下の記事を
同じく在庫が切れていた「Hand386」はもうちょいスペックが高いレトロ機で、386sx互換プロセッサを内蔵したもの。 ラズパイでもエミュレーションでもなく、40MHzのIntel 386sx互換プロセッサを内蔵し、ネイティブでMS-DOSやWindows 3.x、Windows 95を動かせるという胸熱ポケットPCです。 この「Hand386」も在庫が復活。実際の購入レポートも複数上がっています。 AliExpressのこちらのページで3万円ほどで販売されてます。こちらも在庫は引き続き希少。 海外レビュワーにより、実際に386上でWindowsやDOOMが動くことも確認しています。 40MHz 386sx互換のM6117DプロセッサとM1217チップセット、8MBシステムメモリ、ストレージには1GBコンパクトフラッシュを利用しています。 ほか、VGA、3.5mmイヤホンジャック、USB
PassMark SoftwareがMacのCPUスコアを測定できる「PerformanceTest」をMac App Storeでリリースしています。詳細は以下から。 CPUやGPUのベンチマーク比較サイト”cpubenchmark.net”を運営するオーストラリア・シドニーのPassMark Softwareは現地時間2021年03月31日、これまでWindowsやLinux、Android向けに提供してきたCPUベンチマークアプリ「PerformanceTest」のMac版となる「PerformanceTest for Mac v10.1」を新たにMac App Storeでリリースしたと発表しています。 Fast, easy to use, system speed testing and benchmarking. PassMark PerformanceTest™ for Ma
Apple Silicon Macで実行しているアプリがIntel x86_64かApple Silicon arm64アーキテクチャかをメニューバーに表示してくれるアプリ「Silicon Info」がリリースされています。詳細は以下から。 Appleが2020年11月より発売を開始したApple Silicon「Apple M1」チップ搭載のMacでは、Apple Silicon向けのarm64バイナリ(アプリ)はもちろん、バイナリトランスレータ「Rosetta 2」によりIntelのx86_64バイナリも動作しますが、Apple Silicon MacでIntelのx86_64バイナリを動作させると理想的な場合でもその性能の約70%ほどしか発揮することができないため、 現在、多くのメーカーや開発者がIntelとApple Siliconに対応したUniversal Binary (Ro
Appleは先週、MacでWindowsを動かすためのユーティリティ「Boot Camp」のアップデートバージョン6.1.13をリリースしました。一般的にはあまり目立つことはないこのアップデートのリリースノートに、まだ発売されていない、16インチMacBook Proの2020年モデルついて記載していることが確認されています。 単なる記載の間違いの可能性もありますが、16インチMacBook Proは1年近く前に発売されたのが最後であり、近い将来にアップデートされるのはまず間違いありません。 16インチMacBook Pro16インチMacBook Pro 2020年モデルに言及したBootCampのリリースノート このアップデートでは、内蔵マイクを使用した際のオーディオ録音の品質の向上、16インチMacBook Pro(2019および2020年)と13インチMacBook Pro(202
16インチMacBook Pro、プロセッサを刷新したリフレッシュモデルが来月発表か 2020 10/27 iPhoneHacksが、CPUを第10世代Intel Coreプロセッサに刷新した16インチMacBook Proが2020年内に発売される可能性があると伝えています。同メディアによれば、先日リリースされたBoot Campのアップデートログに、16インチMacBook Proのリフレッシュモデルが登場することを示唆する記述があるとのことです。 16インチMacBookPro(2020)を11月17日に発表か? iPhoneHacksによれば、Boot Campのアップデートログ内の「16インチMacBook Pro(2020)」という名称は、登場予定のリフレッシュモデルの名称を誤って記載してしまった可能性があるとのことです。 同メディアは、16インチMacBookProがアップデ
ParallelsがIntelとApple Silicon Macでネイティブ動作するUniversal Binaryとなったツールボックス「Parallels Toolbox v4.1.0 for Mac」をリリースしています。詳細は以下から。 macOS向けの仮想化ソリューションを提供しているCorel Corporation傘下のParallels International GmbH.は現地時間2020年10月22日、macOS 11 Big SurでAppleのHypervisorフレームワークとしたデフォルトとした「Parallels Desktop 16.1.0 Mac」アップデートを公開しましたが、同時に「Parallels Toolbox v4.1.0 for Mac」をUniversal Binary化したと発表しています。 This version of Parall
macOS 11 Big Sur Beta 3ではインストーラーがIntel x86_64とApple Silicon arm64e対応のUniversal Binaryになっています。詳細は以下から。 Appleは現地時間2020年07月22日、今年の秋にリリースを予定している次期macOS「macOS Big Sur 11 beta 3 Build 20A5323l」を開発者向けに公開しましたが、このBeta 1~2からBeta 3への差分アップデートに加え、ファイルサイズ12GBを超えるフル・インストールイメージ(インストーラー)が提供されています。 macOSのアップデートファイルはmacOS 10.15.xCatalinaでも4~6GB程度のため確認してみたところ、macOS 11 Big Sur Beta 3ではフル・インストールイメージがIntelのx86_64とApple
米AppleがMacのプロセッサも米Intel製から内製に切り替えようとしおり、早ければ2020年に開始する──。Apple製品の予測で定評のある米Bloombergのマーク・ガーマン記者とイアン・キング記者が4月3日(現地時間)、この計画に詳しい情報筋の話としてそう報じた。 Appleは2005年からMacでIntelのプロセッサを採用してきたが、2012年にはキング記者が自社製プロセッサへの切り替えの可能性について報じた。 このプロジェクトは「Kalamata」(ギリシャの都市の名称)というコードネームで呼ばれており、まだ初期段階ではあるが、Appleのハードウェアの総合的な戦略の一環として進んでいるという。 Appleは、Mac以外のハードウェア(iPhone、iPad、Apple Watch、Apple TV)の製品では既にArmベースの自社製プロセッサを採用している。 昨年12月
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