カール・クラウスのマスメディア批判 ■ドイツ語圏のサイト(その1/その2/その3)でカール・クラウスと比較されている「ブロガー」は、>New Republic< 誌の元編集者アンドリュー・サリヴァン氏と、テネシー大学のグレン・レイノルズ教授(法学)です。ブログはもともと個人サイトが盛んでなかったアメリカで、1999年にブログ作成用の専用ツールが開発されて以来、爆発的に広まったもののようですが(関連サイト:その1/その2)、そのなかでも両氏のブログは代表的なものとして頻繁に言及されるものです(特に後者は多いときは一日に数十回もの更新がなされ、PV = Page View の数も一日数十万に上るとのこと)。商業新聞に対する批判の姿勢が明確に示されている発言として上記のドイツ語サイトに引用されているのは、2003年にニューヨーク・タイムズで常習的に記事の捏造が行なわれていたことが発覚し、ブロガ
カール・クラウスの生家に飾られている銘板 Karl Kraus カール・クラウス(Karl Kraus, 1874年4月28日 ボヘミア・ギッチン Gitschin(チェコ・イチーン Jičín) - 1936年6月12日)はオーストリアの作家・ジャーナリスト。モラヴィア出身のユダヤ人。ウィーン世紀末文化の代表者。 1899年、闘争的な評論雑誌「Die Fackel (火(「炬火」とも))」を創刊、編集を行う。同誌は1912年以降はクラウスの個人誌となり、彼が亡くなる1936年まで中断を挟みつつも刊行が続けられた。権力や社会、文化に対する辛辣な批判と笑いによって、当時のウィーンに大きなインパクトを与えたとされる。 風刺的な時代批判を含む詩・随筆などは、厭世観を示すともいわれる。1922年刊行の戯曲『人類最後の日々』は、第一次大戦をドキュメンタリー風に再現したもので、現代政治・寓話劇の先駆的
阿部重夫主筆ブログ「最後から2番目の真実」 2006年9月 4日 [メディア論]誰が新聞を殺したか3――ベンヤミンの光学 ケンブリッジ大学ウォルフソン・カレッジの日本人卒業生の会に出席した。 仕事が長引いてだいぶ出遅れたが、帝国ホテル地下の三田クラブにかろうじてすべりこんだのは、もう7時近かったと思う。私と同時期に研究員として在籍した大蔵省の寺村信行元銀行局長に会えなかったのが残念だった。会場を見渡すと、さすがに大学在籍の方が多く、ジャーナリストなんて人種は見えなかった。誰かから「編集長はどんな本を読んでおられるのですか」と聞かれて、へへへ、と恥じ入った。 本をどう読んでいるか、という質問をよくされる。雑誌編集長は物知りだという先入観があるからだろう。大したことはない。雑誌づくりが商売だと、日本語の本を読むのはすべて仕事用になってしまう。私的に楽しんでは申し訳ないと思っているから、もう何年
阿部重夫主筆ブログ「最後から2番目の真実」 2006年8月30日 [メディア論]誰が新聞を殺したか2――New Assignment.Net 今週はじめから最新号の一部記事の無料公開が始まっています。すでに月曜に「イオンがローソンを買収か」という記事、火曜に「産経がセレブな紙媒体創刊へ」という記事を公開したが、本日(水曜)は「ケータイクレジットに致命的な欠陥」の長尺記事です。 これは業界内外で「やっぱり」「よくぞ指摘してくれました」と好評だった記事で、便利さの裏に潜む問題をえぐっていますので必見のお勧め記事です。 さて、宣伝はここまで。先日ご紹介したThe Economist 最新号の特集「誰が新聞を殺したか」で、ひとつだけ、おや、と思ったくだりがあった。こうである。 硬派ニュースの報道にとって、インターネット・ジャーナリズムの結果は、(百花斉放の)コメントとは逆に、誰もが認めるように限界
産経新聞が10月にも新たな新聞を発行するらしい。ライブドアのフジテレビ株取得問題で冷や汗をかいた産経は「産経デジタル」を設立して、ネットビジネスに本腰を入れたばかり。なぜ、購読者減少傾向にある紙媒体を新たに発行するのかは疑問だが、「これまでにない知的でアートな感覚を重視した、セレブな新聞」(産経関係者)に挑戦するという。 創刊プロジェクトのトップは産経役員待遇の平田篤州氏。部数減に歯止めがかからなかった日本工業新聞をリニューアルした「フジサンケイ ビジネスアイ」を軌道に乗せた功労者で、将来の社長候補の一人。その平田氏がどんな新聞を作ろうとしているのか興味津々だが、作業は遅れていて、具体的なプラン策定は当初の8月から9月にずれ込んでいる。10月の発行計画は遅れる可能性も出ており、新媒体誕生は「難産」のようだ。
はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28
タイトルがややミスリーディングな気もするが、まとめてみるとなかなか示唆深い。 インタビュー:渡辺聡氏「メディアはどう変わるか(5)――メディアの適正規模とは」(FACTA Online) 情報の流れが双方向になった瞬間、サービスはスケールするけれども、狭義の「メディア」はスケールしないということをmixiは示している。メディアをスケールさせるためには、少なくとも一次的な発信者側と受け手のレスポンスとに非対称性を持たせることが必要。 とはいえ、あからさまな情報非対称のサービス、つまり旧来型マスメディアは、それこそ井戸端会議のネタもとの地位でもゲットしない限り、サービスとしてのネットワーク外部性が働かないため、そもそもスケールしなくなってしまう。 ネットサービスが黒字化するラインというのは、意外に普遍的でUU20万人がボーダーである。つまりそこまでは対称性を上げていかなければならないわけで、そ
阿部重夫主筆ブログ「最後から2番目の真実」 2006年8月28日 [メディア論]誰が駒鳥を殺した?――新聞没落論 最新号のThe Economistのカバーストーリーが「誰が新聞を殺したか」(Who killed the Newspaper?)。マザーグースを知る人ならぴんとくる「誰が駒鳥を殺したか」(Who killed cock robin?)のもじりである。 Who killed Cock Robin? (誰が駒鳥 殺したの?) I, said the Sparrow, (それは私、と雀がいった) With my bow and arrow, (私の弓と矢で) I killed Cock Robin. (私が駒鳥を殺した) 葬送行進曲 を思わせてちょっと不気味だから、Ten Little Niggersなどマザーグースをタイトルにしたアガサ・クリスティーあたり、どこかで使
YouTube動画のダウンロード システムYouTube の動画を保存しよう 動画配信サイトで有名な「YouTube」では、様々な動画を配信し、誰でも無料で動画を楽しむことができます。 しかし、なかの構造がいまいちわからないせいか、たとえ面白い動画があってもダウンロードできずにあきらめてしまうことがあります。 しかし、このダウンロード・システムを使えば、利用しているPC環境に関係なく、YouTubeの動画ファイルを手に入れることができます。 YouTube ダウンロードのURL生成 YouTube内の仕様変更に対応いたしました! 下の入力フォームにダウンロードしたい動画のURLを入れ、ボタンを押しましょう。 入力するURLの例: http://www.youtube.com/watch?v=*********** http://www.youtube.com/w/Heart-and-Sou
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