TCP/IPの設定では、必ず「デフォルト・ゲートウェイ」と呼ばれるパラメータをセットしなければならない。デフォルト・ゲートウェイとは、デフォルトのルートとして利用されるゲートウェイのIPアドレスであり、ローカルのネットワーク上に存在しないホストへ到達する場合は、必ずこのゲートウェイが利用される。 ICMPリダイレクトで一時的なルート変更を行う ところで組織内に別のネットワークを増設した場合、都合により、デフォルト・ゲートウェイではなく別のゲートウェイを経由しなければならないことがある。このようなネットワークでは、例えばrouteコマンドを使ってコンピュータごとに個別のルート情報を設定したり、動的なルーティング情報を受け取る「RIPリスナ」(Windows OSのネットワーク・オプション・コンポーネントの1つ)をインストールしたりする作業が必要となる。 だがこれらの作業をすべてのコンピュータ