昨年3月末、国内初の精子バンク「みらい生命研究所」(埼玉県越谷市)が活動を停止した。精子バンクの位置づけについて、法整備が進まなかったためだ。一方、今国会に「生殖補助医療法案」が提出され、法案が成立すれば、精子バンク再開のめどが立つという。 【写真】日本初の精子バンク、21年当時の写真を見る * * * ■起こっていた「とんでもない事態」 「不妊に悩む女性に手渡された精液が感染症の病原体を持っているかもしれない。その精子が提供者のものかもわからない。実際に子どもが生まれてきて、日本人の精子ではないことがわかったりする。そういう、とんでもないことが起こっていました」 獨協医科大学埼玉医療センター・国際リプロダクションセンター(越谷市)の岡田弘チーフディレクターは、みらい生命研究所を設立した理由をそう語る。岡田さんは男性不妊治療・研究の第一人者だ。 岡田さんがボランティアによる第三者の
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