2015年にNHK『ハートネットTV』と『ETV特集』では、「それはホロコーストのリハーサルだった:T4作戦 障害者虐殺70年目の真実」という番組を放送しました。ナチス時代のドイツにおいて、ユダヤ人の大量殺戮の前に、20万人を超える障害者が殺されていたというショッキングな歴史的事実を扱いました。そして、翌年2016年7月には、相模原市にある知的障害者施設「津久井やまゆり園」で、19人の障害者が殺害されるという痛ましい事件がありました。植松聖被告は、「ヒトラーが降りてきた」という表現で、自分がナチスと同じように障害者の安楽死を実行したのだと伝えられています。 ナチスによるユダヤ人の大量虐殺については、周知の事実となっていますが、障害者の大量虐殺については、広くは知られていませんでした。しかし、ハートネットTVの放送や津久井やまゆり園の報道があってから、多くの人がその事実を知り、ナチス時代のド
外国人と医療通訳 第1回 言葉が通じる病院を増やしていく ▼外国人の外来を受け入れた病院は8割 ▼コミュニティ通訳としての医療通訳 ▼12言語を網羅するMICかながわ 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 外国人の外来を受け入れた病院は8割 今年の4月に神奈川県大和市の精神科病院で、ニュージーランド出身のケリー・サベジさん(27)が、11日間の身体拘束の後に死亡するという痛ましい出来事がありました。それを受けて、『ハートネットTV』のWEB連動企画"チエノバ"では、9月7日に「精神科病院の身体拘束を考える」という番組を放送しました。また、身体拘束に関してのカキコミ板には、患者やその家族、また医療関係者からさまざまな意見が寄せられ、それらの内容をまとめてブログでも紹介いたしました。 今回のブログでは、ケリーさんの事例に関連して、身体拘束の問題ではなく、在留外国人の医療通訳の問題について取り
大病院から特別養護老人ホームの常勤配置医に転じた石飛幸三医師。著書『「平穏死」のすすめ 口から食べられなくなったらどうしますか』(講談社、2010年刊)では、病院で胃ろうなど延命治療が蔓延していた状況に怒りを覚え、ホームで自然死を広める「改革」を進めた。現在の終末医療の在り方をどう見るのか石飛医師に聞いた。 * * * 病院勤務の頃は延命治療の権化のようなものでした。元戦犯なんですよ、俺は。 病院の後の世界はどうなっているんだろうと思って70歳でホームへ来たけど、ひどかったね。胃ろうを作られて、ただ生かされているお年寄りがいっぱいいた。体が受け付けないのに、無理やり栄養をとらされている。本人を苦しめるだけなんだよね。 8歳年上の認知症の女房に胃ろうをすすめられて拒否した夫が、自ら懸命に食事介助を行い、口からお茶ゼリーを食べさせた姿に皆が感動した。それが火をつけたんですよ。 いろいろな平
明治大や京都府立大などのチームは、人への移植用のブタを作製したとして、10日に大阪府吹田市で開かれる日本異種移植研究会で発表する。 動物の臓器や細胞を人に移植する「異種移植」に関する国の指針に基づき、移植用動物を作ったのは初めてといい、来年初めには民間企業と共同でブタの供給を始める方針。 異種移植は臓器不足を解消する手段として、ニュージーランドやロシアなどで臓器の機能が人に近いブタから人への移植が200例以上行われている。国内での実施例はない。 厚生労働省は2016年、移植用動物の作製法などを定めた指針を改定。ブタは隔離した清潔な環境で育て、約40種類のウイルスの検査を行い、人への感染を防ぐなど安全性を確保するよう求めている。
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