炊飯器。日本の家庭なら、まず全家庭が持っている家電です。 しかし今、少量炊きの炊飯器がすごく変わってきています。 理由は、人口減少により一世帯当たりの人数が少なくなったため、米の消費量が少なくなったため、こちらが主力になりつつあるためです。 5.5合だと「良くなく」て、少量炊きだと「良いこと」って何〜だ? 「イイ家電を推奨して欲しい」 筆者にはよくある依頼です。ただイイ家電の「イイ」という概念が非常に難しい。 炊飯器でいうと基本性能は「米を炊くこと」。付随性能は「おいしく炊くこと」。そして「日常の使い勝手」。これに「デザイン」「価格」を加え、評価します。 面白いのは、同じメーカーの同じ仕様の家電でも、3.5合炊きと5.5合炊きで評価が変わってくることです。 例えば、象印の炊飯器に「極め炊き」というのがあります。内釜に『南部鉄器』を用いた圧力IH炊飯器で、まことに美味しく炊けます。 しかし、