インターネットは世界の何を変えたのか? 今更になってこの問いに答えるのはおそらく難しい。それは影響があまりにも多岐に渡るというのもそうだし、インターネットがインフラとなって以降の時代しか知らない世代にとっては水や空気のない世界を想像するようなものだからである。 ただ、インターネットが実現したことの一つに「個人がメディアとして情報発信出来るようになったこと」というのは間違いなく存在し、これが世界を変えた要素の一つであるというのもまた否定する者はいないだろう。 そう、かつてメディアというものは片方向であった。新聞やテレビやラジオや雑誌やら……要するに様々な意味で力のある団体等により大衆に一方的に与えられるものだったのだ。もちろん双方向性というものが全くなかったわけではないが、その双方向性というのは非対称なもので、言うなれば既存メディア側に圧倒的優位な状況で繰り広げられるコールアンドレスポンスで

