『おじいちゃんが教えてくれた 人として大切なこと』という一冊の本が刊行される。手の付けられない乱暴な子に育った著者が、思春期の頃、おじいちゃんに教わった「人生の教訓」について書いたものである。そして実は、タイトルにある「おじいちゃん」とは、かの有名な「ガンジー」のことなのだ。12歳だった孫の人生を変えたガンジーの教えとは? 世界中の人々が「自分」と向き合うきっかけとなった本書の邦訳を記念して、その一部を特別に公開する。 「一人の時間」を大切にしていたガンジー バプジ(「祖父」の意味)には、専任の広報担当やアドバイザーはいなかったので、自分の身は自分で守るしかなかった。それに当然ながら、大豪邸の中に隠れることもできない。だからバプジにとって、アシュラム(ガンジーが瞑想や修行をするための場所)は唯一、安心できる場所だった。 バプジならどこでも好きな場所にアシュラムを作ることができただろう。しか

