■グループBで目をひく北朝鮮 6月に入ると、いよいよ南アフリカ行きの切符をかけたレースも大詰めを迎える。まだ黒星なしで勝ち点11を獲得し、グループAの2位につけている我々の代表に関して、「油断は禁物。最後まで何が起こるかわからないのが最終予選だ」と真顔で選手や識者たちは語るが、3試合で最低でも勝ち点3を獲得すればいい。つまり3試合で1勝でもすれば決定。という現状で「もう大丈夫だろう」と感じているのは僕だけだろうか。 次のウズベキスタン戦で決まってしまう気がするのだが。 そんな筆者の楽観論はさておいて、気になるのは混戦を極めているグループBである。脱落したのは勝ち点1のUAEのみ。4国が予選突破の可能性を持っている。 その中でももっとも有利なのは、消化試合が1試合少ない韓国だろう。勝ち点11で首位に鎮座している。6試合を終えた北朝鮮とサウジアラビアが勝ち点10で2位を争うが、4位のイランにも